日本では珍しい花にあふれるタイ。今の時期に咲く花を、ダコの姉妹紙「newsclip」撮影の写真と文章でご紹介。
ウォータージャスミン
直径1センチほど。一気に咲き出すので見ごたえあり。タイ語での名前は「ドーク・モーク」。ドーク=花、モーク=解脱(パーリ語でモーカ)。タイには「ワット・パー・モーク(解脱の森の寺院)」という名の寺院が多く、よく植えられている。
サンユウカ
タイでは花輪などでよく見かけるジャスミン。サンユウカはジャスミンの1種類で、咲いている場所では良い香りが漂う。直径4センチ足らずの白い花で、風車のような形をしていて、英名は「Pinwheel Jasmine」。見た目そのものの名前。
ハイビスカス
タイではアユッタヤー王朝頃から現ラッタナーコーシン王朝の初期まで、罪人が刑場に引かれる際にこの花を持たされたという。「好きじゃない」というタイ人も多いが、その割には住宅の庭で咲き誇る。一輪はその日に咲いてその日に散る。
ハナキリン
トゲトゲしい茎で、花びら1枚の直径は1センチほど。車を運転しているとラジオで「ヤ~ドム、ポ~イシアン!」と何回も繰り返す古臭いコマーシャルが流れる。ポーイシアンは嗅ぎ薬の商品名だと思っていたら、ハナキリンのことだった。
ホウオウボク
マダガスカル→英国→アジアと、西欧諸国の進出によってアジア各国に広まった花。満開になると目に眩しい。タイ語では、「西欧の孔雀の尻尾」という意味となる「หางนกยูงฝรั่ง」(ハーン・ノック・ユン・ファラン)の名前で呼ばれている。
2020年6月5日発行のダコ515号では、「そろそろ、外で遊びタイ!」と題して、自然のなかで楽しめるレジャーやネイチャースポットを特集しています。
サイクリング、釣り、自然あふれる公園などの情報は下記にてご覧ください。
https://www.daco.co.th/information/50927/