【実地調査!】 「好きに生きる」じゃなく好きと、生きる
「歌うカオマンガイ」屋にやってきた。細い路地にある屋台だが、ゴー・ヌアイさんはまるでホテルのシェフのような装いでそこにいる。
カオマンガイは値段によってサイズが違う。10~40Bを一皿ずつ注文した。10Bはおにぎりサイズだ。値段は昔からずっと変えていない。
鶏とご飯のバランスがいい。ほかの多くの店が鶏肉を多く見せようと、肉を切った後に包丁で打って平らにするが、ここはそういうことはしない。お店特製の味噌ダレとナコンサワン県のジーセーという甘い醤油ダレが置いており、どちらも合う。混ぜても美味だ。ご飯の油分も丁度よく、ジャスミンライスに、少しバターを入れるのだという。
ゴー・ヌアイさんが包丁を置き、マイクに持ち替えた。カラオケから音楽が流れる。彼は60年代に軍隊キャンプで歌っていた元歌手だが、戦後どこにも採用されなかったので自分でレストランを営み、そこで歌い始めたのだ。
昼下がりの歌謡祭。好きなことと、生きるための仕事。両方続けられる人はどれだけいるの。(ゲム)
Khao man kai kor nuai
ข้าวมันไก่ โกนวย
場所:Sawang 3, Khwaeng Suriya Wong, Khet Bang Rak
時間:6時~14時 土日祝休:11時半〜19時 無休
※歌謡ショーは火、金のみ
料金:カオマンガイ10、20、30、40、50B。肉のみ盛り100B