キラキラできなくて辛い
前号のダコは1年振りのあのネタ、「駐妻白書」特集でございました。
昨年、さっちぃも特集に協力すべく、友人たちと取材を受けました。だがしかし。さっちぃと友人たちが繰り広げるトークはディープ過ぎてサワやかさの欠片もなし。とても誌面に載せられないと、会話の99%がお蔵入り(笑)。
「真実は小説より奇なり」ですよね? 奥様。
そんなドラマを、おひとりおひとりが今、縁あってこのタイの地を舞台に精一杯生きてらっしゃる。そこをいつも応援したいと思うさっちぃです。
さて、最近になってよく聞くお悩み。「さっちぃ……。私、あの人みたいにキラキラ活躍できなくて辛い(涙)」。これだけSNSが普及したら、だれもが感じる「隣の芝は青い」問題ですね、はい。「アンタもキラキラしとんがな!」とツッコんでも、本人はそうは思えないのです。
日本でギリギリまでキャリアを積んでいたら、夫の赴任でタイに来て自分は何もないって恐怖しかないんだとか。海外にいる間にしかできない何かを習得しなきゃ! って、とても焦るそうです。
しかし、そんな意識高い系ハイスペック駐妻とは裏腹に、何をやっても続かない、ジャンクフード大好き駐妻もここにいるんです。そう、私、さっちぃのこと。
ユルユルも醍醐味
エンポリの化粧品売り場を通るたび、ホッとします。CHANELもM・A・CもNARSも、店員はだれも接客しないんです。一心不乱に店員が自分の顔のメイクに夢中になっています。
それが良いか悪いかは別として、仕事として成立しているんですよね~。このユルさが、たまらなくホッとするんです。
昨日行ったカフェでは、奥の厨房から赤ちゃんがハイハイしながら出てきました。どうも店員さんの子供らしい。スゴくオシャレなカフェの床を高速ハイハイ。そのうちグズりだし、寝ました(笑)。
キラキラに疲れたら、ユルユル推しもタイの醍醐味ですよ♡
文・イラスト/駐妻探偵4号帰ってきたさっちぃ