年末年始の恒例行事といえば、なんといっても大晦日のカウントダウン・イベント。今年はプミポン国王が崩御された関係で開催されないのではないかと危惧されていました。
実際、タイ国内有数の派手さを誇るパタヤのカウントダウンはかなり早い段階で中止を発表していまして、年末年始をタイ国内で過ごす予定の方、特に日本から旅行で来る予定の方からは「カウントダウンを楽しみにしてたのに……」と残念がる声もちらほら。
ですが、ご安心ください。タイを代表するカウントダウンである、セントラルワールド前のカウントダウン・イベントは今年も開催されるそうです! 今年はプミポン国王を偲ぶ形なので、派手さよりも厳かさを前面に押し出した形になりますが、やはりタイ国内随一のイベントだけあって、内容自体はなかなか豪華です。
セントラル・グループが国内主要店舗7カ所で実施するこのカウントダウン・イベントの名前は「セーン・ティアン・ヘーン・サヤーム」(シャム国によるロウソクの光)。参加者で一斉にロウソクに火を灯し、天にまします国王陛下と共に新年を祝おう、という趣旨のイベントです。
各店舗の内容は以下のとおり。時間は各店舗でまちまちでしょうが、おそらく夕方18時頃から翌1時くらいまでやっていると思われます。
セントラルワールド
・ロウソクのカウントダウン
・タイ交響楽団員90人以上によるコンサートと、実力派歌手(スカリー・ジャルンスック、ゴップ・サオワラック、キット・ザ・ボイス)による歌
・レコード会社「Spicy Disc」所属アーティストによるコンサート。出演はLa Ong Fong、The Parkinson、Healmetheads、Room 39
・韓国のボーイズバンドThree One Six (316)によるコンサート
・1日1日の朝、89人の僧侶による托鉢 ほか
セントラル・プラザ・ウエストゲート
・ロウソクのカウントダウン
・大人気アーティストStamp、Palmy、Potatoのコンサート。警官100人以上による「Police Band」との共演
セントラル・プラザ・ウドンターニー
・ロウソクのカウントダウン
・中国の世界チャンピオン級オーケストラの演奏
・人気コメディエンヌ・トゥッキーや今年大ヒットを飛ばしたルークトゥン歌手ゴーン・フアイライほかさまざまなアーティストによるステージ
セントラル・プラザ・サーラーヤー
・ロウソクのカウントダウン
・タイ芸術局とマヒドン大学によるオーケストラの演奏
・人気アーティストLula、Nuvo、Getsunovaによるコンサート
セントラル・プラザ・ウボンラーチャターニー
・ロウソクのカウントダウン
・インドより運んできたゴータマ・ブッダの菩提樹の株分け・植樹の儀式
・地方に伝わる伝統芸能のショー
セントラル・フェスティバル・チェンマイ
・ロウソクのカウントダウン
・The Voiceの歌手たち、人気アーティストのワーン・タナクリット、Tattoo Colourによるコンサート
セントラル・フェスティバル・ハートヤイ(ハジャイ)
・ロウソクのカウントダウン
・プミポン国王が作曲した「プレーン・プララーチャニポン」のコンサート
・人気バンド60 Milesのコンサート
年末年始、タイ国内で過ごされる方はこの機会に、プミポン国王へのタイ国民の敬愛ぶりに触れ、今年だけの特別なカウントダウンを体験してみてはいかがでしょうか。
ちなみにダコはもうすぐ仕事納め。私の「バンコクの街角」はこれが年内最後となります。
今年もお世話になりました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。
※タイは喪中なのであまりお祝いせず、これくらいのトーンに留めておきます。(F)