タイ料理

【食先案内人・ペーの屋台の細道】マン・チュアム (イモのシロップ煮):93食目

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ユーモアある言葉
「チャン・フアマン」

世界中のタイ人が深い悲しみに暮れた10月。その事実はあまりに重く、今も多くの人が在りし日のお姿を思って涙する。国王は病める時も休むことなく、国民のために働いてきたのだ。国王が尽力した事業は3000を数える。

その中の一つ、農業支援事業「チャン・フアマン」の起こりはこうだ。長い視察旅行から戻った国王は執務室に入って驚いた。計量器の上に放置されていたイモが、生き生きと大量の葉を開いていたのだ。その強い生命力をいかし、ペッチャブリー県のやせた土地を豊かな農業地帯へ変え、やがて国内有数の観光地に発展させた。

「チャン・フアマン」とは、「放っておけ」と「イモを量る」を意味する(母音がひとつ異なる)ユーモアのある名前だ。今回はその事業にちなみ、イモのシロップ煮を紹介したい。

 

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マン・チュアム(イモのシロップ煮)

 

作り方は、大き目のキャッサバイモの皮を剥き、大胆に芯を取り除いて小さく切り分ける。量が半減してしまうので芯まで使う店も多いが、それでは口当たりが悪くなる。その後、水にさらしてアクと余分な澱粉を除く。2時間ほど茹でたところで水を替え、砂糖を投入し、とろ火でさらにじっくり煮込む。

このシロップ煮をさらにおいしくするためにココナッツミルクも用意する。鍋に同量の一番搾りと二番搾りを合わせ、わずかに塩を加えて煮込む。香りづけのバイトゥーイも忘れずに。

完成したイモは甘くて香り高く、口当たり滑らか。さらにココナッツミルクがコクと深みを出している。申し分ない。

この機会に国王の功績が広く知られることを願う。外国人がタイ人の心情を理解できないのは仕方ないが、茶化すのは遠慮してほしい。どこの文化でも共通の配慮だと思うんだ。それでも笑いにしたい人に贈る言葉だ。

「チャン・フアマン」

 

キムエン・クルアイ・チュアム・タラートプルー

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店主のキムエンさん(66)はタラートプルーで伝統的なタイの甘味を提供して40年になる。界隈で知らない人はいないほどの有名店だ。そして、僕が生まれて初めてマン・チュアムをおいしいと思った店なんだ。

今回はイモを紹介したが、ほかにもバナナやタロイモ、カボチャなどいろいろなシロップ煮も人気だよ。マン・チュアムの値段は30B(小)、50B(中)、100B(大)の3種類。この滑らかさ、ぜひ体験してみてほしい。

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DATA
時間:9時~18時 無休
電話:08-4971-7876

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