虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
親の仇のように甘いドリンク「ナムデーン」
これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。
コーラやナムデーン(赤色シロップの水またはソーダ割り)をビニール袋に入れて飲む「袋ドリンク」。バンコク都民にとってはありふれた日常の一部だが、その不思議な光景に驚く旅行客は少なくない。
そんな困惑を察してか、袋ドリンクを飲みやすい空き瓶に移し替えてくれるサービスが都内にお目見えした。
元々持ち運びやすくするための工夫として普及した袋ドリンクだが、海外の観光客からは驚きや困惑をもって紹介されることも多い。
そんな心情に巧みに目を付けたのがシーロム区で酒店を営むモットゲーオさんだ。以前袋入りコーヒーを飲みにくそうにしていた日本人観光客を呼び止め、中身を空き瓶に詰め替えて渡したところ喜ばれたことから、これがビジネスになるのではないかと考えたという。
今年6月に詰め替えサービスを始めたところ、毎日数百人近い観光客が訪れる予想外の反響を呼んだ。氷で水増ししていたためか、空き瓶に移し終えたドリンク本体の量が意外に少ないこと、そしてナムデーンからコーヒーに至るまで、タイのドリンクすべてが親の仇のように甘いことに驚く客が多いという。
日本を訪れるタイ人観光客が年々増えていることを知ったモットゲーオさんは現在、ペットボトル入りドリンクをビニール袋に詰め替えるタイ人観光客向けビジネスを、日本に住む友人に持ちかけているところだ。
余った日本のペットボトルをタイに、使わないタイのビニール袋を日本にそれぞれ融通しあう、永久機関のようなビジネスモデルの完成まであとわずかだという。
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