だれが言い出したか謎ですが、「世界三大スープ」のひとつとされるトムヤムクンを筆頭に、スープ類も充実しているタイ料理。日本人には知名度でいえばトムヤムクンに軍配が挙がるでしょうが、日本人好みの味でいうなら、一番好まれているのはココナッツミルクベースの酸っぱいスープトムカーガイではないでしょうか?
「タイに来るのは初めて。タイ料理もほとんど知らない」という人に食べてもらうと、だいたい「なにこれ! うめー!」という、かなりビビッドに反応してくれるので食べさせがいがあります。(ちなみに、ほかのタイ料理でいうと、プー・パッポンカリーとカニチャーハン、空芯菜炒めは鉄板ですよね)
そんなトムカーガイのインスタント・カップスープを最近近所のコンビニで発見しました。味の素のインスタント・ラーメンブランド「ヤムヤム」が今年2月に出した「MePlus(ミープラス)」です。MePlusのミーは英語の「私」とタイ語の「ミー(麺)」のダブルミーニングだと思われますが、これは麺がちょっと入ったカップスープ。
ダイエット中の人をターゲットに、低カロリーながらガツンとした味に仕上げた上、ビタミン各種も入ってますよ、というすぐれもの。タイは最近こういう健康に気を使った食品がどんどん増えてますね。ちなみに、このMePlusトムカーガイ味は1杯110KCalだそうです。
さっそく買って食べてみました。1個18Bなり。作り方は普通のカップラーメンと同じく熱湯をカップ内の線まで注いで3分待つだけ。
できあがりはこんな感じ。
さっそく食べてみましたが……たしかにトムカーガイの味がします。が、日本人が好きそうな、あのまろやかな口当たりはあまりなくて、酸味や辛味がかなり強い印象。濃い味とか辛い味が好きな人にはよさそうです。
具は細切れになった平麺をメインに、ネギと小さな鶏肉が入っています。鶏肉はカップヌードルの謎肉を5分の1にしたくらいの小さなサイズですが、口に入れると意外に存在感があって、「あ、いま肉かじったな」とはっきりわかります。
ネット上のタイ人のレビューも見てみましたが、大絶賛とまではいかないものの、なかなか評判はよさそうです。
これで、深夜に無性にトムカーガイが飲みたくなった時に助かりますね。
ちなみに、このトムカーガイを発見するきっかけになったのがこちら。
最近マルコメが出した「料亭の味」のカップ味噌汁です。
日本で作ったものを輸入しているので、味は日本のカップ味噌汁そのもの。
値段はとうふが30B、野菜が35Bとちょっと高いですが、日本でも1個100円くらいなので、輸入でこの値段というのはうれしいですね。
これはMePlusよりもさらに低カロリーで、しかも野菜の方は本当に具だくさんなので食べがいありますよ。(F)