タイ料理

【食先案内人・ペーの屋台の細道】ヌア・ヤーン(焼肉):90食目

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想像の味
実体験の味

さまざまなメディアの仕事で、数多くの日本料理店を取材してきた。ラーメンや焼き鳥、しゃぶしゃぶ、懐石料理……。通常は、店側が料理を用意し、実際に味わうことができる。

その一方で、撮影が済むと料理を片づけてしまう店もある。味は店から提供された情報をもとに、想像して書かねばならない。機転の利く店なら、惜しみなく料理を提供するだろう。タイ人カメラマンは「おいしかった」「オーナーが親切」など自分のSNSで勝手に発信してくれるからだ。口コミが情報誌よりも効力を持つ現代にふさわしい宣伝方法だね。

最も多かった「想像料理」は、和牛の焼肉だ。いまだに一度も味わったことはないが、友人さえもそうと知らず僕の仕事を羨ましがる。

僕にとって和牛並みの焼肉といえば、ここ。タイ産だが高級な牛「コークン」を使っている。部位は4種類。脂が多く貴重なヌアノーク(こぶ)に脂が少なく引き締まったヌア・ノンラーイ(すね)、胸から腹にかけて脂肪の入った柔らかなスア・ロンハイ(肩ばら)、脂肪が少なく特に柔らかいヌア・デーン(ヒレ)だ。僕は脂肪多めが好きだが、何よりうれしいのは口いっぱいに広がる牛肉のうま味だ。

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タイ国産牛「コークン」の肉4種類

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ここではバターと刻みニンニクで焼く方法が主流だが、苦手ならニンニクは不要だ。タレは2種類。ゴマ油とハーブの利いたチムチュムのタレと、さわやかな酸味と辛みが特徴のシーフードのタレだ。自宅に好みのタレがあるなら、持ち込みもOKだよ。

高級牛肉を扱っているとはいえ、ここはローカルな焼肉屋。店構えに高級感はないし、肉も日本人の知るグレイトな品質には及ばないだろう。僕のような庶民にとってこの店で重要なのは、上質な牛肉の味を想像抜きに体験できるってことなんだ。

 

チムチュム・クルー・ウィライ

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店主はイサーン出身のウィライさん(34)。2年前に店を始めるまでは、小学校の先生(クルー)だったという。牛肉の輸入を手掛けていた兄と焼肉店を開く決意をし、ウィライ先生は再び生徒に戻り、焼肉店経営を一から学んだ。焼肉だけでなく、チムチュムなどイサーン料理もある。食べ放題コースは料金別にいくつか設定されていて、1人229B から。牛以外の肉や野菜も豊富だ。上質な肉をリーズナブルに提供するだけでなく、時間制限もない。

DATA
時間:16時~23時 無休
電話:08-7713-8869、09-2231-7749

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