異国情緒あふれる内装
本格的南タイ料理が食べられる「プーケット・タウン」。タイ人だけでなく、日本人にも根強いファンがいるこのお店は、今年3月にトンロー通り沿いから移転した。広い一軒家を改装し、シノ・ポルトガル様式の内装に。バンコクではなかなか味わえない雰囲気の店内、料理への期待も高まる~。
南タイ料理の醍醐味は塩っ気の強い、エビを発酵させたペースト「ガピ」。この店ではガピを、今号のダコで特集しているラノーン県から取り寄せているのだとか。一つひとつ試食した上で質の良いガピを厳選して仕入れており、オーナーの強いこだわりが伺える。
サトー・パット・ガピ・クン
ガピとエビをふんだんに使った「サトー・パット・ガピ・クン」が今回の一番のお気に入り! 口に運んだ瞬間ふわっと独特な臭みがするし、サトー豆も少し苦い。そして、なにより、クセが強い!
だが、食べ進めていくうちになぜか虜になっていく。そうだ、このクセの強さがビールにぴったり合うからだ。
ローティーに合うマッサマン。とてもコクがある
ここでは、「マッサマン・カレー」にもガピが入っているのだそう。甘めでコクがあり、大きめのジャガイモやチキンに絡み合い、ひと口ひと口がおいしい~。
そして、「カノムジーン・ナムヤー・プー」の優しい色合いに騙されることなかれ。大量のスープを口に入れたら最後、火を吹くほどの辛さだった。辛い南タイ料理の洗礼を受けた。辛い、でもうまい!
ビールが進むガツンと来る刺激。南タイ料理は、私の嗜好にどんぴしゃりだ。
Phuket Town
場所:トンロー・ソイ4
時間:11時~23時 無休
電話:0-2714-9402
FB:PhuketTownRestaurant
料金:サトー・パット・ガピ・クン(エビとサトー豆のエビペースト炒め)220B、鶏肉入りマッサマン・カレー250B、カノムジーン・ナムヤー・プー・プーケット(カニ肉入りタイカレーとタイ素麺)420B