虚構新聞バンコク版

【虚構新聞バンコク版】「ラオラオ詐欺」など注意呼びかけ vol.039

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タイ古式マッサージの総本山と言われるワット・ポー

 

バンコク都内の警察に届け出があった詐欺による被害件数が、昨年の2倍ペースで増加している。「ラオラオ詐欺」など特殊詐欺被害が増えており、警察では注意を呼びかけている。

今年に入って特に被害が目立つのはラオラオ詐欺だ。電話越しに「ラオ、ラオ(俺、俺)」の呼びかけから始まる振り込め詐欺の一種で、日本では「オレオレ詐欺」の名で知られる。ラオラオ詐欺の典型は娘・息子をかたる犯人が高齢者に「バイクで象をケガさせてしまった」などを理由に金銭の工面を頼むもの。一度詐取に成功すると「象の病状が悪化した。追加の治療費がいる」など要求額をエスカレートさせる手口も日本と類似しているが、象を口実にしている点がより悪質だ。

また「ムエタイ式マッサージ」の呼び込み被害も増えている。いずれもマッサージ師を名乗る無資格の男が通行人に声をかけて店内に呼び込み、前払いで4万B前後の高額な代金を請求する手口が共通している。支払いを拒否すると強烈なテッ・クワー(右ミドルキック)、支払いに応じると弱めのテッ・クワーを浴びせられる。

警察が暴行と詐欺の容疑で5月に逮捕した男は、調べに対し「ムエタイ式マッサージであることに間違いはない。テッ・クワーで猫背が治った客もいる」と容疑を否認。無資格についても「ワット・ポーの方から来たと言っただけ。虚偽ではない」と供述している。

詐欺の手口は年々巧妙化していることから、警察では今後これらを組み合わせた、電話越しにテッ・クワーを浴びせて治療費をだまし取る「ラオラオ・ムエタイ式マッサージ詐欺」が現れる可能性が高いとして注意を呼びかけている。

 


Kyoko Shimbun(虚構新聞:http://kyoko-np.net)について

虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した、虚実の狭間を行き交う可能性世界の出来事を報道するニュースサイト。「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載。当「バンコク版」においても内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。本誌に掲載された記事により、損害や賠償が発生したとしても、著者ならびに編集部では一切の責任は負いません。

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