バンコクの街角

10年前のカフェー。

実はこの1月でタイ在住10周年を迎えた私。古い写真を整理していたら、10年前の写真がぽろぽろ出てきたのでいくつか載せてみよう。

まずはルークトゥン特集(ダコ102号)の取材で行ったラマ9世通りのカフェー「プララーム9プラザ」。カフェーと言ってもコーヒーを飲むところではない。食事と酒を楽しみながら、ステージ上でコメディアンによる寸劇や美女による歌舞を眺める娯楽施設だ。

時には花輪を買ってお気に入りの美女の首に掛けたり、席に呼んでお話したり、お金のある方はパトロンになったりする、という妖しいシステムがあったりするのだが、必ずしも「男性向け」というわけでもなく、家族連れやカップル、男女混合の友達グループでも来ていたりする。
 

そのカフェーの中でもここは老舗と言えるのだが、残念ながらすでに閉店してしまった。10年前はここに限らず、バンコクの至る所にカフェーがあった。

エ アポートリンクが接続したり、駅前に予備校ビルが建って今やいろんな人種でにぎわうようになったBTSパヤタイ駅前には、下川裕治さんのエッセイにも登場 する「スアンイサーン」があったし、ペッブリー通りのアマリ・アトリウムのすぐ近くには「サーオ16」(16の娘)というなんとも刺激的な名前のカフェー があった。

その大半は都市開発の波に飲まれてしまい、今は跡地にオフィスビルやコンドミニアムが建っていたり、廃墟のまま放置されていたり。あの頃のコメディアンや歌手たちはどこに行ったんだろう?

ああ、本当はカフェー以外の写真も紹介するつもりだったのに、カフェーだけでこんな長さになってしまった。(F)

 

 

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