日本から遠く離れたタイで暮らしていると、色々とわからないことがありますね。特に、健康やウェルネスに関することは、わからないと不安が募ります。
この連載では、タイの一般の人々が日々どのようにウェルネスを気にしているのかを紹介します!
今月のテーマ
タイの子どもは何を食べてる?
ヘルシーなお菓子を知りたい!
子どもに食べさせるお菓子は、何を選べばいいか悩む方も多いのではないでしょうか。法律事務所に勤め、子育てと仕事に多忙なプックさんは「10歳の一人息子を祖父母に預ける時間も長いので、自分のいない間に食べるお菓子は気を配っている」そう。
「タイのお菓子は甘かったり、脂っぽっいものが多いの。私も子どもの頃はタピオカティーを飲み、屋台で甘だれのムーピン(豚の串焼き)を頬張り(笑)。その点、日本のお菓子は薄味でいい。DOZOはタイ産メーカーだけど、おせんべいは味が日本のとそっくり。安くて気に入っているわ」
プックさんは子育て当初から、野菜や魚介類、海藻を使ったお菓子を買っているのだそう。
「子どもが生まれた10年前くらいから、タイ政府が砂糖や油の摂りすぎに注意!と言い始め、タイ人の意識が変わり始めたんです」

左)「Chestnuts Roasted Chestnut without Shell」Tong garden/120g/参考価格:50B
中央)「Roasted Seafood」Taokaenoi style/13.5g/参考価格:39B
右)「ジャパニーズライスクラッカー オリジナル味」DOZO/56g/参考価格:22B
そんなプックさんが最近のお気に入りと挙げるのは、殻を剥いた甘栗「Chestnuts」。実はこの製品、2016年にスタートした、「HEALTHIER CHOICE LOGO」の対象製品です。これは、タイ政府のすすめる「バランスのよい食事」推奨マーク。各食品別基準をクリアした製品に表示されます。
「砂糖と塩不使用で、栗そのものの味を楽しめるの。タイ政府のお墨付きもあるから安心」
海藻類では、ずばり焼き海苔もお菓子として食べているそう。日本ではお酒のおつまみのイメージが強いですが、タイではお菓子の定番なんだとか。
「焼きのりはお菓子コーナーに売ってるんですよ。パリパリだけど、ポテトチップみたいに揚げてないから罪悪感ないので、子どもも私も大好き」
ご紹介したものはいずれもコンビニやスーパーで気軽に買うことができるものばかり。糖分をたっぷり使ったお菓子も多いタイですが、ヘルシーなものを選んで、子どもの健康を維持したいですね。
現在タイでは、加工食品の原材料表示(全成分表示)や栄養成分表示が義務付けられており、2016年には施行された基準により、一定の条件を満たした飲料・食品に対してこの「ヘルスイアーチョイスロゴ」が付与されています。