6月30日に新曲「HEATWAVE」を発売する、16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」。新型コロナウイルスの影響でライブを開催できないなど、苦しい想いを味わったからこそ改めて芽生えたファンへの感謝の気持ち、そして活動できることの喜びなどを、ボーカルの川村壱馬、共にリーダーを務めるLIKIYAと陣の3名が熱く語ってくれた。
2017年にメジャーデビューからわずか2年で、1万人規模のアリーナを巡るツアーを成功させるなど、迫力あるパフォーマンスでファンを魅了するTHE RAMPAGE。
だが、2020年は新型コロナウイルスの影響でリアルな場でのライブがしにくい状況に。オンライン上でのライブ、そして徐々にリアルなライブの開催も増えてきた今、LIKIYA、陣、川村壱馬の3人は「コロナ禍でファンの存在の大きさに気付かされた」と口をそろえる。
陣 ライブや発信できることが制限される時間を過ごして、改めてファンの皆さんと一緒に過ごす時間が自分たちにとって必要だったんだなと感じています。
LIKIYA オンラインでファンミーティングをやらせていただいたんですけど、想いがあふれて涙する方も多くいたんです。そんな姿を見ると、自分たちはもっともっと皆さんの気持ちに向き合うことで、勇気づけられたり元気づけられたりできるのかなと改めて思うことができました。
川村 ブログを毎日書いているんですけど、やっていてよかったなと思いました。コロナ禍でもファンの方と繋がっていられる場所だったんです。何千、時には万を超えるコメントやリアクションをいただいたこともあって、コメントを読むとリアルなファンの皆さんの気持ちを知れる。新型コロナウイルスがいいとは思いませんけど、プラスに考えるなら改めて皆さんの声に耳をかたむける機会をいただけたのかなと思います。
LIKIYA あとはやっぱりライブが自分たちにとって大切なものだと気付かされました。このステージが終わったら、次はいつライブができるかわからない。1回1回を全力で取り組みたいと強く思うようになりました。
川村 ライブを少しずつやらせていただけるようになると、こんなにたくさんの皆さんが待ってくださっているんだなと。だからこそ、今は色々と発信していくことの大切さ、そして難しさも感じながら取り組んでいます。
6月30日には約半年ぶりとなるニューシングル「HEATWAVE」を発売する。コロナ期を経て「発信する作品について、より意味を見出していくようになった」と語る。
川村 曲も含めて全ての活動について、ファンの方にどう伝えるかという意味を見出す。楽曲に対してはどう考え、どう解釈してという思いも強くなった気がします。
LIKIYA 今回の「HEATWAVE」は、真夏の熱帯夜に始まる愛をテーマにした楽曲です。まさに灼熱のタイで起こるような愛の曲かもしれません。
陣 夏にぴったりな艶やかで、大人っぽい、そして情熱的な曲に仕上がりました。今はタイも暑いと思いますが、そんな気候にぴったりだと思うので、色々なシーンで色んな人と楽しみながら聞いてほしいなと思います。
陣 「HEATWAVE」はラテン調ですが、カップリング曲は80年代や90年代風のサウンドがあったり、ライブで映える楽曲も収録しています。最近、色んなジャンルの音楽に取り組んでいますが、自分たちのフィルターを通して、メイドインジャパンの音楽を発信していきたいです。
LIKIYA 言葉で表現するのは難しいですが、〝THE RAMPAGEらしさ〟の1つは、男らしさ。自分たちはキラキラとした存在ではないので、紳士でありでもちょっと泥臭く。自分たちに嘘偽りのない、男らしさを発信したいと思っています。
川村 だから不倫の曲とかやりたくないですよね(笑)。
陣 説得力がないもんね(笑)。
「HEATWAVE」は夏にぴったりな曲。では3人は暑さは得意なのか、苦手なのかを聞いた。
陣 僕は中途半端な暑さだったり、ジメジメとした暑さが苦手なんですけど、暑すぎると逆に楽しくなるタイプです。
LIKIYA 僕も、陣君と一緒ですね。中途半端な暑さがイヤ。というのも僕と陣君は汗っかきなんですよ。自分だけ汗かいているのが嫌なんで、思いっきり暑くて、みんなが汗をかいてほしい(笑)。だからタイの暑さもバッチリだと思います。
陣 暑いタイは本当に行ってみたくて。汗をかきながら屋台でご飯を食べたいですね。
川村 僕は逆で、暑さはめっちゃ苦手ですね。あ、タイが苦手というわけはないですよ!(笑) タイ人の皆さんのなかには、暑い状況でも短パンなどを履かない人も多いそうですよね。僕も暑くても短パンは履かないですし、長袖の服も着きますし。「今は、真夏ではないぞ」と自然に体にバグを起こしているんですよね(笑)。だから、あんまり汗もかかないんです。
陣 なるほどね。僕は逆に、暑さを乗り切り対策として持ち歩いているハンドタオルで汗を拭いて、真夏を演じています。「みんな見てみろ、もう真夏だよ」と世間へのアピールです(笑)。
YouTubeや音楽配信サービスの普及で、日本以外の国との距離が近くなった昨今、THE RAMPAGEも海外への発信も意識しているようだ。
川村 「HEATWAVE」のミュージックビデオには、タイ語、英語、中国語などの字幕がついているんです。
陣 日本の方と、海外の方では全く反応が違うんですよ。日本の皆さんからは刺激が強いという反応もあるんですが、でも海外の皆さんから「それが当たり前」という感じもあって(笑)。
これまでは、海外に挑戦するならまずはその地に行くというケースが多かったですけど、今は拠点を日本にしながら世界に挑戦ができる時代になりましたよね。でもやっぱり、ゆくゆくはライブもやったりしたいですね。
LIKIYA コロナウイルスによる規制が解かれたら、海外など色んな場所に行ってみたいし、タイにもいつか行けたらと思っています。それまで、ぜひ僕らの楽曲を聞いて楽しんでいただけたらなと思います。
川村 個人的にもタイはすごく興味のある国なので、今は難しいかもしれないですけど、時がきたら、遊びにいきたいと思っていますし、会えることを楽しみにしています。
陣 皆様の前でいつかパフォーマンスをできる日を夢見ています。離れた場所ではありますが、心は皆さんと繋がっていると信じています。引き続き応援をよろしくお願いします。
SNS
TikTokやインスタグラムなどSNSを通じての情報発信にも積極的。アーティストの表情とは違う、素顔の彼らを知ることができる。