はじめまして。ベトナムから3ヵ月ほどダコ編集部に出稼ぎに来ましたJunと申します。よろしくお願いいたします。
ベトナムはホーチミンシティで暮らしはじめ、2年。最初はあのバイクの群れに恐れおののき、道を渡るのにもヘタすりゃ10分くらい掛かっていましたが、今ではそれにも慣れスイスイと泳ぐように渡れます。ところが、バンコクでは勝手が違った。
「同じようなもんだろう」とベトナム感覚で渡ろうとすると、確実に轢かれます。はい、確実に。何が違うのか? まずは車やバイクなどの走行スピード。ベトナムよりも速い! そして一番重要な点、それはよけてくれないことです。ベトナムはバイクも車もとにかく止まってはくれない。しかし速度はゆっくりで、渡っている歩行者をうまくよけてくれる。だから日本の感覚でいくと最初は怖いが、コツをつかむとかなりの交通量でも平気で横断できるのです。それに慣れてしまうと信号や横断歩道のない道路も平気で渡ろうとしてしまう。これをバンコクでやりかけたのです。バンコクにお住まいの方ならお分かりかと思いますが、これは自殺行為。バンコクに来てまだ5日目ですが、最初の2日で3回死にかけました。
走行スピードが速いと書きましたが、タクシーやモタサイ(バイクタクシー)の乗車自体も恐怖でした。空港からタクシーでホテルまで乗りましたが、とにかく飛ばす飛ばす。モタサイにも乗りましたが、こちらも同様。しかも前の車をよけながらクネクネと蛇行運転。ホーチミンシティにもタクシーやモタサイ(ベトナムではセオム)はありますが、とにかくのんびり。急いでるときはイライラするぐらい。それに慣れていると、バンコクのこの両者(車)はもう暴走族。しかもモタサイはノーヘルで乗せられるので(ベトナムは客もヘルメット着用が義務化なので、ドライバーは2つ持っている)、ジェットコースターよりも怖い!
ベトナムも交通事故は多いことで有名だが、バンコクよりは安全だと思いました。
とにかく、滞在中は死なないようにしようと心に刻んだのでした。(Jun)