
タイらしい伝統楽器とスペイン・バルのような高い椅子が同居する店内
おしゃれなバーやカフェが次々とオープンし、にわかに注目を浴びている中華街近くの「ソイ・ナナ」。中でもこの5月末にオープンしたタイ風バー「TEP BAR」が最近人気を集めている。
細い路地の奥にある黒く大きな扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのは店の奥に置かれたタイの伝統楽器たち。そしてスペイン・バルのような高いテーブルと椅子。これだけでこの店がただものではないことが伝わってくる。
ここは海外留学経験のあるタイ人オーナー3人が、帰国後に「タイの芸術や文化、料理の素晴らしさをブランディングして、外国人にアピールしたい」とオープンしたお店だ。そのため、料理はアユタヤー時代のものを中心に伝統的なものを揃えつつも、外国人に親しみやすいタパス感覚で食べられるように提供している。
また、伝統楽器の生演奏も毎日(19時半~23時)あるが、こちらもホテルのロビーで流れているようなものではなく、ジャズ・セッションのような、ノれる、楽しめる内容になっているとか。

ムー・サローン
試食した「ムー・サローン」は豚挽き肉を中華麺で包んで焼いたもの、しゅうまいのような味だが、皮のカリカリした食感がおつまみ感覚で食べやすい。
「カニ爪のせパッタイ」は甘さ控え目でピリ辛の味付け。お酒に合う一品だった。
日本から友人が来た時に連れて行きたい「とっておき」がまた増えた。

カニ爪のせパッタイ
TEP BAR
時間:火~木:17時~24時、金~日:17時~翌1時 月休
場所:69-71 Soi Nana, Maitrichit Rd.
電話:09-8467-2944
Web:www.facebook.com/TEPBAR
料金:ムー・サローン160B、グン・サバーイ180B、カニ爪のせパッタイ290B、カクテル280B









