ステーキセット(牛、180g)
クレープ&地中海料理の定番店「クレープ&コー」がこの3月、ステーキ専門のビストロをオープンした。場所はランスアン通りのマリオット・メイフェア前だ。
この店は1940年代にパリで開業した「L'Entrecote」という店のフランチャイズ。スイス人オーナーが発明した秘伝のバターソースを使ったステーキを出す。
メインのメニューはステーキにサラダとパン、そして食べ放題(!)のフレンチフライが付いてくるセット1種類のみ。タイの当店では牛肉を食べられないタイ人のため、牛肉以外にラム肉とサーモンもある。
さっそく試食。ステーキ専門店だと、肉が冷めないように鉄板や木皿で運ばれて来るが、ここではステンレスの皿+その下で小さなキャンドルを燃やして提供する。保温はばっちりだ。
肉はオーストラリア産のブラックアンガス牛のストリップロインを使用。脂身が少なくさっぱりした口当たり、かつ、肉らしい食感も楽しめる。特筆すべきはやはり秘伝のバターソース。強い酸味が食欲をそそり、肉を次々と口に運びたくなる。180gがあっという間になくなった。
付け合わせのフレンチフライが食べ放題なのも、芋好きにはうれしい。細身でカリカリに揚げてあるため、軽い食感でいくらでも食べられそうだ。
豚肉のリエット
前菜メニューの「豚肉のリエット」は柔らかくほどよい塩気でバゲットに合う。
メニュー1本で勝負するこの潔さ。心意気に惚れて、また足を運びたくなった。
Le Boeuf (ル・ブーフ)
時間:月~金:11時半~23時、土日:11時~23時 無休
場所:Marriot Mayfair Service Suite, 60 Lang Suan Rd.
電話:0-2672-1230(要予約)
Web:http://leboeufgroup.com
料金:ステーキセット(牛、180g)680B、(サーモン、150g)880B、豚肉のリエット295B