男と女の学際研究

タイ女の血には日本のアレが流れている? vol.003

danjoLOGOweb02

男と女の学際研究 ~現役学者が微笑みの国を考察!~

4人の現役研究者が「日本男とタイ女」をテーマに、いろいろな角度から考察する連載コラムです。

 

今回の著者:心理学 平松隆円

 

タイ料理に必要な日本のアレ

スクムビット通りソイ38の屋台街が撤去されるということが、大きな話題になりました。しかしバンコクには、本当にたくさんの屋台がありますよね。そのほとんどが、観光客向けではなく、現地のタイ人に利用されています。

理由は、キッチンの設備が一般的な住居には備わっていないから。そのため、家で料理をすることは難しく、必然的に外食になるんです。

な ので、タイ人の女の子と知り合って、家でタイ料理を作ってもらおうとおもっても無理かも。だって、彼女たちは料理をしたことがあまりないから。それでも、 イサーンをはじめとする地方出身の女の子なら、バンコクほど屋台がないところで育っているので、料理をしてくれるかもしれません。

そんな、料理をする女の子と付き合った方ならご存じでしょう。彼女たちが作る料理には、ある日本の調味料が必要なことを。
それは味の素。タイ料理の定番ソムタムにだって、味の素を入れます。

しかも、大量に。隠し味どころじゃありません。だから普通のスーパーでも、500gや1kgの袋で売られたりしています。

 

食文化へのマーケティング

 

でも、どうしてタイ料理に、日本の味の素とおもうでしょう。

タイには、日系企業が多く、日本食の店も多い。日本食に慣れ親しんで、味の素を利用しているんじゃないかと。ちがうんです。
味の素がタイに進出した歴史は古く、50年を超えています。このあいだ、味の素社はあるマーケティングをおこないました。バンコクのような大都会ではなく、地方都市や農村で、無料の料理教室をひらき、味の素の利用をすすめたんです。

これが母から娘へ、地方から全国へ。タイ料理に欠かせない調味料として、味の素が伝わりました。

日本の味の素は、すでにタイの味の素になっているんです。だからこそ、日本人の口に合うのかも知れませんね。

 

profileHiramatsu ひらまつ・りゅうえん

心理学者・日本研究者。国際日本文化研究センター講師、京都大学研究員、チュラロンコーン大学講師などを歴任。博士(教育学)。専門は化粧理学や化粧文化論。男女の恋ゴコロに関する心理や文化にも詳しい。

この著者のほかの記事を読む

連載のほかの記事を読む

 新着記事を読む 

関連記事

  1. danjoLOGOweb02 「ミーチャイ」― タイ・日比較考 vol.013
  2. danjoLOGOweb02 タイ女の連れ子を我が子のように愛せますか? vol.038
  3. danjoLOGOweb02 山田長政とシャムの姫の恋物語は本当か? vol.039
  4. BNK48の下地は韓国から!? vol.051
  5. 38(danjo410)new 日本男とタイ女の夫婦は増えたのか? vol.001
  6. BNK48はタイ男たちに日本の雇用制度を普及する? vol.05…

オススメ記事

  1. 五感が悦ぶ!ル・メリディアンのアフタヌーンティー+スパで、癒しのひと時を
  2. タイの孤児たちの「生きる」を支えて25年。日本人親子の波乱万丈な軌跡【2】
  3. “エコトイレ”から始まる豊かで明るい未来ーー。 元県庁職員による北タイの山岳民族支援奮闘記【2】
  4. 教えて「ポルカドッツ」さん! タイの水アレコレ【飲料水編 #2】
  5. なんと日本人顧客が99%以上! バンコクでスーツをオーダーメイドするなら 【Andrew&Walker(アンドリュー&ウォーカー)】

最新のTHB-JPY

PAGE TOP