ちょっトリップ

王宮近く、新しい博物館めぐり マニアックな歴史を学ぶ「コイン博物館」と「バンラムプー博物館」

このところ県外コースや1泊の旅が多かった、こちらのコーナー。久しぶりにバンコク内のコースです。8月にオープンしたばかりの少々マニアックな博物館2カ所を巡る散策をご紹介します。次はあなたが、お金の時間旅行ができますように。

 

【左】コイン博物館の原始時代の石器を運ぶ人 【右】バンラムプー博物館の記念撮影スポット

 

【旅して書く係】ふく:雨季の合間の青空が好き

 

8月1日オープン! 新・博物館めぐり

タイ政府財務省財務局がプラナコン区に新しい博物館をオープンさせたと聞き、行ってまいりました。まずは国立美術館、ナショナルギャラリー隣の「コイン博物館」へ!

到着してみたら、思ったより立派な建物。ソフトオープンだからか平日だからか? 客はほぼおらず、私含め4人。ちなみにスタッフは見える限り7人。いつも思うのですが、スタッフ多すぎやしませんか?(笑)

 

「コイン博物館」は五感を刺激する体験型!

お金の概念が始まるまでを映像で解説

 

さて、タイ語・英語で対応してくれるガイドさんと共に館内へ。薄暗い洞窟のような部屋からスタートです。真ん中の焚火を囲むように、岩の上に腰かけます。すると、焚火が赤く灯りパチパチという音と共にヒノキのような香りが。さらにゴゴゴゴという音と共に岩が振動、風の吹く音と共に本当に風が吹く。まさかの五感を刺激する体験型!
「コイン博物館」に期待していなかった演出に戸惑います(笑)

 

ここでは、原始時代からお金がどのようにして生まれたかを映像で解説。タイ語のみですが、映像でなんとなく分かります。次の部屋へ行くと、貨幣が出回る以前の世界の「お金」について。どの地域で何がお金として扱われていたかが展示されています。石や貝殻、金属、動物の牙や皮、羽、織物まで。こんなものもあるのかーと見ていて面白かったです。

 

わりとあっさり30分ほどで説明終了。2階と3階はタイの歴史について展示予定ですが、オープンは来年とのことでした。
館内には最初から最後まで、至る所に王様と王妃様が現れます。そういえばお札も王様の肖像だし、タイ人にとってお金はそのものの価値だけでなく、特別なものなのかなぁと、ふと思いました。

 

企画展は「世界のコイン」

TRADING LANDというゲーム

 

小さなスペースですが、世界中のコインが展示されていて面白かったです。見たことがある硬貨もちらほら。色々な国を旅した時のことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。

 

そしてちょっぴり久しぶりに見た日本の硬貨。あまり気にしたことはなかったのですが、日本の硬貨ってお花や植物のモチーフが多いんですね。500円は桐、100円は桜、50円は菊、5円は稲、1円は若木。ほかの国のものは偉人の肖像や動物など多いので、これはちょっと珍しいのかしらと小さな発見でした。

 

プラナコン周辺の歴史を紹介「バンラムプー博物館」

【左】カオサン初のゲストハウスの再現 【右】着せ替え映像であそぶ人たち

 

お次は、コイン博物館から徒歩15分の「バンラムプー博物館」へ。と、その前に小腹がすいたのでカフェに寄り道しました。周りには飲食スポットはたくさん。なんとなーく惹かれたおしゃれカフェに入ってみました。居心地良し。しかしフードメニューはパニーニしかなかったのでランチには物足りないかも。

 

さて、バンラムプー博物館です。こちらは印刷技術訓練所を改装した場所とのことで、白くて綺麗な外観と派手な受付が印象的。この地域の歴史を紹介する内容で、印刷技術訓練所の紹介、昔の風景の再現や現代のバンコク中心部のジオラマなどが展示されています。

 

【左】展示を覗きこむ人たち 【右】最後は仏様の部屋

 

そして映画館のスクリーンに自分が入りこむ演出、映ると自分がタイ民族衣装になる着せ替え映像、タイ人大好き記念撮影スポット、などなど。しかし解説はタイ語のみ、この地域の歴史というなかなかディープな内容なので、いまいち入ってこず。

一緒に回ったタイ人の方々は地元民なのか、「懐かしいなーこれ!」などと、楽しんでおられました。

バンコクの博物館は行きつくした、新しいものが見たい、という方にはお勧めです。

 

どちらの博物館も入場無料、これから増設予定の博物館です。周辺エリアは国立博物館をはじめほかにも美術館・博物館がたくさん。バンコク内での博物館巡りの休日、新しい発見がありそうですよ!

 

タイムテーブル

12:00 サイアム出発、タクシーに乗る
12:30 コイン博物館着
13:45 コイン博物館発
14:00 フーン・カフェ&バーで休憩
15:00 バンラムプー博物館着
16:00 バンラムプー博物館発、タクシーに乗る
16:40 サイアム着

 

見どころ

コイン博物館 พิพิธภัณฑ์เหรียญ
場所 Chakraphong Rd.( ナショナル・ギャラリーそば)
電話 0-2282-0818
時間 10時~18時 月休
料金 9月30日まで無料。以降は入場料100B
HP  http://coinmuseum.treasury.go.th

 

バンラムプー博物館 พิพิธบางลำพู
場所 Phra Sumen Rd(. プラスメン砦そば)
電話 0-2629-1850
時間 10時~18時 月休
料金 9月30日まで無料。以降は入場料100B
HP  FACEBOOK:www.facebook.com/pipitbanglamphu

 

行き方

【コイン博物館へ】
サイアムからタクシーに乗る、ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)と伝える。コイン博物館は、国立美術館の右隣り。※「国立博物館(National Museum)」でなく「ナショナル・ギャラリー(The NationalGallery)」の右隣りなのでご注意を!

【コイン博物館からバンラムプー博物館へ】
コイン博物館を出て左方向へ400mほど進み、大きな交差点を左折、300mほど進むと右手に見えます。
※バンラムプー博物館のfacebook上の地図は間違っているのでご注意を!

 

お食事処

Foong Coffee & Bar
まったり系のカフェ・バー。PCで作業をする人もいて、地元のタイ人がのんびりくつろいでいます。
場所 47 Phra Athit Rd.
電話 09-8262-6532
時間 9時~22時 月休
料金 パニーニ120B、アイスコーヒー75B、カフェラテ65B

 

評価

・サバイバル度 ★☆☆☆☆
・ローカル度 ★★★☆☆
・新発見度 ★★★★☆
・マニアック度 ★★★★★

 

 新着記事を読む 

関連記事

  1. CIMG8194 バンコクからVIPバスで行く「スリン県の象祭り」《レジャーその1…
  2. まるまるタクシーチャーターで地獄めぐり スパンブリー県の地獄寺…
  3. 自然の中で伝統芸を知る「サムプラン・リバーサイド(旧ローズガーデ…
  4. IMG_3917 バンコク発ちょっトリップ 『川沿いでアートと食を堪能! 新たな…
  5. DSC03450 パタヤにあるアセアン最大級の屋内アスレチック フロアすべてが子…
  6. DSC09735 【週末★トリップ】ペッチャブーン県へ週末の高原ドライブ 懐かし…

オススメ記事

  1. バンコクではじめて整体を受けた図 【治す!がモットー】バンコクの整体「てしまSEITAI」(現・Relieve Clinic)
  2. 短時間オンライン通訳「まごころ通訳」|バンコクのDACO(ダコ)
  3. タイにいながら日本のイイものお取り寄せ! 手数料たった300円であらゆる通販サイトを購入代行してくれる「ゼンマーケット」
  4. 【タイに住む日本人】山口 薫さん インタビュー(山口豆腐店 代表/チェンマイ県)
  5. daco532_living_bangkok 不動産のプロも住みたい! バンコクの気になる物件6選

最新のTHB-JPY

PAGE TOP