「クアン・スパ」
ルネッサンスホテルのキラキラ・インテリアで彩られたロビーにいきなりクラクラ。いったいここでどんなスパが待ち受けているのか?
今回訪れたのは香港を本拠地にアジアで広く展開している「クアン・スパ」。タイにはバンコクのほか、サムイ島とプーケットに支店があります。クアンとは中国語で「泉」のこと。ここのシンボルマークも「泉」という漢字をデザインしたものです。
スタッフに案内され小さなお花が飾られた階段を登って部屋に移動。全部で7部屋、施術の内容によって使い分けられています。施術フロアのインテリアはま るでタイの古いお屋敷に招かれたよう。上品な色合いの木の壁の廊下や伝統的なウッドカービングが迎えてくれます。ああ、ここは日本から来た女友達を連れて 来たいなあ。
体験したのは「The Oriental Fusion Massage」という東洋と西洋の技術を融合したマッサージでした。足の裏を蒸しタオルで温めながらツボ押し。じんわりと全身が暖かくなってきます。美 しいスタッフ、瀟洒なインテリア、そしてたっぷりと香るアロマ。
はっ、何事! エステティシャンは台の上に登り全体重をかけて足首から太ももまで力強く押していきます。無言の彼女の心の中で「どりゃ! どりゃ!」と掛け声を掛けていそうです。
これは中国式の技術だそうで、手のひら全体でツボをグッと押したり、広範囲の筋肉を肘まで使って根こそぎひっくり返すようなダイナミックな動きで揉みほぐします。
特に、凝りまくっていた背中と肩は集中攻撃。ゴリゴリゴリッと音がしそう。「ぐおおおっ」と叫び声をあげそうになるも、この優美なスパでそれはアカンやろと自粛しましたが。
今度は仰向けになって再び足首からグングン押し上げていきます。お腹まわりは優しく温めるような動き。は~気持ちがいい。エステティシャンと2人きりの部屋ですが、タオルを何枚も使って見えないように気配りしてくれるのが嬉しいですね。
最後にレセプションで温かいハーブティーを選び、ドライフルーツを頂きながら一息つきました。置いてあった今回のコースを案内したパンフレットを改めて見てみると、「strong and intense(強力かつ強烈な)」。うーん、納得です。
■内装/タイの雰囲気を醸しながらもクラス感のあるインテリア。
■スタッフの対応/ゆったりとしたホテルスパらしい対応。スタッフが美しい。
■施術前の気持ち/うっとり優雅な気分にしてちょうだい。
■施術中の気持ち/筋肉を根元からかき回される~! ぐわっ! ぬおうっ!
■施術後の気持ち/目がしゃきーん! 全身再起動をかけたように復活。
Quan Spa
場所 PL階, Renaissance Bangkok Ratchaprasong Hotel, 518/8 Ploenchit Rd.
営業 10時~21時
電話 0-2125-5000 (英語・タイ語対応)
HP www.quanspa.com
E-mail quanspabangkok@renaissancehotels.com
The Oriental Fusion Massage 90分2500B(2012年12月末までのプロモーション価格、通常は60分2500B、90分3000B)ほか