日本の人気アイドルグループ「AKB48」にあやかったアイドルグループ「BKK48」が20日、バンコク都内で活動を開始。デビュー後初となるライブをフアマーク・インドア・スタジアム(ラムカムヘン通り)でおこなった。
BBK48は昨年夏に行われた選考オーディションに勝ち残った14歳から82歳までのタイ人少女48人からなるアイドルグループ。名前は似ているがAKB48とは特に関係はない。
普段はフットサルのコートとして使われ、最大で6千人の収容数を誇るスタジアムはタイ全土から押し寄せた47人もの観客で埋めつくされた。スタジアム関係者は「客席よりメンバーの方が多いライブを生まれて初めて見た」と話す。
この日おこなわれたライブではデビューシングル「ホンナーム」を熱唱。フットサルの試合と間違えて入場した13人を除くファン34人が初々しいダンスと歌に酔いしれた。
歌が終了すると引き続いて握手会を開催。本来ならファンが「推しメン」と呼ばれる、お気に入りのメンバーがいるブースに向かって行列を作るが、参加者が少なかったため、メンバーがお気に入りのファンに向かって握手を求める逆握手会になった。ファンの中でも特にハンサムだった21歳の男性に続々とメンバーが押し寄せる光景を横で眺めていた47歳の男性ファンは「もう二度と来ない」と怒りをあらわにしていた。
この日発表したシングル「ホンナーム」は来月上旬にも発売。限定版握手券つきCDが350バーツ、通常版は3バーツを予定している。
ライブ会場となったフアマーク・インドア・スタジアム
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