海外暮らしって楽しいけど、日本ほど気軽に行けないのが歯医者ですよね。その理由は2つ。1つ目は、日本より治療代がかかること。2つ目は、だからこそしっかりと納得したうえで治療を受けたいが、医療用語などの言葉の壁が立ちはだかること。
日本人の不安を解消してくれる老舗の歯科医院が、フジスーパー2号店の上階にある「富士JDC歯科医院」です。
「富士JDC歯科医院」では、一般治療はもちろんのこと、透明のマウスピース型歯列矯正「インビザライン」や人工の歯を埋め込む「インプラント」の治療も行っている。
同院で日本人から厚い信頼を受けるラッダー医師は、日本医科歯科大学を卒業しており、日本語検定1級を持つほど日本語がペラペラだ。通訳を介すことなく説明を受けられるので、とても安心。
大人になった今、放置してきた親知らずに押されて前歯がずれてきた私。まずはマウスピース型矯正装置のパイオニアであるインビザラインの治療方法について話を聞いた。
治療はカウンセリングからスタート。現在の歯の状況を確認し、今後の治療計画の説明を受ける。治療期間は人によって異なるが、大体1年半〜2年ほど。虫歯や歯周病などが見られた場合は、まずは一般治療から始める。
次にスキャン撮影。スキャンはアメリカにあるインビザラインの本社にデータ送信され、自分の歯に合った形のマウスピースを必要な数だけ作ってくれる。
マウスピースが到着したら、早速装着して治療開始。治療中は1カ月に一度通院して、歯の動きを確認したり、その時の歯の並びに合った新たなマウスピースに交換する。自分ではよく分からないので、常にチェックしてもらえるのはとても心強い。
すべてのマウスピースの装着を終えて矯正が完了したら、今度は矯正した歯を固定させるためのビベラというマウスピースを装着する(上下3セットで25,000バーツ)。期間は人によってさまざまだが、大体1年ほどだそうだ。
駐在でタイにいる人のなかには、「治療期間中に日本に帰国する可能性があり最後まで治療できないのでは」と思う人もいるかもしれない。だが、その点も安心を。東京限定にはなるが、日本にいるラッダー医師の知り合いの医師を紹介してもらえるのだ。これまでのカルテをシェアしてもらえるのはありがたい。
気になるお値段は、人にもよるが14万バーツから20万バーツほど。日本よりタイで治療を受けた方が、安く済むのだ。
次にインプラント。インプラントといえばボルトを歯茎に埋め込んで人工の歯をはめる「痛い」「怖い」イメージだ。
入れ歯が嫌なシニア向けなのかと思いきや、意外と30代後半くらいの人もインプラントをしているらしい。
ここでは世界シェアNo.1の「ストローマン」を使用。日本でも主流なブランドなので、帰国後のメンテナンスもバッチリだ。
こちらもまずはカウンセリングからスタート。現在の歯の状態、噛み合わせ、虫歯、歯周病などのチェックをしっかりと行う。
次にCTスキャンで、骨の厚みや幅をチェック。そして専用のボルト「インプラント・フィックスチャー」を入れる。入れた後は3,4ヶ月かけて骨に定着させる。定着させる間に人工歯の「インプラント・クラウン」の型を取る。
「インプラント・クラウン」が完成したら「インプラント・フィックスチャー」にはめて完成。
その後は半年に一度ほど通院して、他の自然な歯と同じ要領で定期検診を受けてメンテナンスする。しっかりケアしないと歯周病になる恐れがあるらしいので、きちんとチェックしたい。
お値段は1本80,000バーツから。ちょっとお高めだけど、信頼できるストローマンブランドだから安心だ。
コロナの影響で歯医者さんに通うのが怖い人も中にはいるかもしれないが、ここは院内を常に洗浄し、空気清浄機も装備。更には治療中の飛沫を防止するために口腔外バキュームを設置しているので、不安な人も安心して治療を受けられる。
最近は歯並びや白くて健康的な歯など、歯の美意識を気にする日本人が増えてきた。ぜひ「富士JDC歯科医院」で、バンコクにいる間に綺麗な歯をゲットしてほしい。
富士JDC歯科医院
住所 スクムビットソイ39フジスーパー2号館3F
TEL 0-2662-2645
営業時間 10:00~21:00(土日 9:00~)
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