ここは自分の色が出しやすい環境
― 多田大介さん
日本では10年以上にわたってJリーグの第一線で活躍していた多田さん。チョンブリー県にあるプロサッカーチームから声がかかり、「これが海外で仕事をする最後のチャンスかもしれない」とタイに移住しました。練習場が少ないタイでサッカーをできる環境をもっと作りたい、子どもたちとプロが定期的に触れ合える場を作りたい、と現地に来て感じた多田さんは、プロとして1年間チームでプレーしつつ、現在の事業である「シリエスポーツクラブ」をシーラチャーで立ち上げました。
日本では13年間セレッソ大阪を始め5チームでプレーしてきました。30歳近くになり、縁もありシーラチャーFCでプレーする事になったのがタイに来たきっかけ。今はバンコクとシーラチャーで、シリエスポーツクラブというサッカースクールの代表を務めて、日・タイの子どもたち総勢250名を毎日指導しています。本クラブでは現役の選手、プロを目指す選手が不定期で子どもたちと一緒に活動します。元プロ選手である私たちコーチにより、サッカーだけではなく人間力の指導もできる事が他とは違う本クラブの魅力。本気の選手達から子供達が学べる事は多く好循環を生んでいると感じています。
シーラチャーには7年住んでいますが、家と職場も近くコンパクトなところが好きです。バンコクは渋滞や洪水の問題がありますが、この町にはあまりありません。毎日忙しいですが、自分の色が出しやすい環境です。あとシーラチャーの人は気さく。社会人チームやタイのローカルチームも運営しているのですが、どこに行ってもみんなが声をかけてくれます。