タイのネット上で話題の食事処の「口コミは確かか」どうかを編集部のタイ人スタッフが確かめに行きます。
タイ人の口コミはこう申す!
「私が好きなのはオリジナル。続いてマーラーかな。トッピングはネギが美味しかった!」
「1個12バーツはちょっと高い? でも雰囲気はかわいいし、写真を撮りたくなるお店。」
実地調査!
一風変わった見た目の餃子
トッピングで味に変化
餃子といえば、皮にしっかりと包まれた形を思い浮かべますよね? でも、今回ご紹介する「フェン・ジェー ムー・ジャルーン」は全く違って、上部が空いた、中身が見える形状の餃子なんです。
「フェン・ジュー」は、ジャルンクルン通りソイ24にある小さなお店。このエリアはもともと中華系の村だったこともあり、オーナーのムーさんはこの土地の雰囲気に溶け込む中国風の外装にしたんだとか。私は、香港に来たかのような気分になりました。当初はテイクアウトやデリバリーの店としてオープンしたそうですが、人気を集めたことからテーブルと椅子を用意。今は、食事をするためのテーブルが10台以上あります。

北京語で「フェン」は豊かさ、「ジュー」は豚の意味。これに、タイ語で「フェン・ジュー」と同じ意味を持つ「ムー・ジャルーン」を店名に加えたそう。ちなみに、オーナーのチューレンも「ムー」。遊び心にあふれていますよね!
それほどまでに人気の餃子とはどのようなものなのか。まず餃子のフレーバーは、一般的な豚餃子の「オリジナル」を筆頭に全部で5種あります。「ザ・スリー・キングダム」は、「オリジナル」にコリアンダー、ニンニク、胡椒を効かせたもの。「ファイブ・マッシュルーム」はその名の通り、細かく挽いた5種のキノコが入っています。「マーラー」は「麻辣」。一番辛いのがこれでした。そして、最後はタイ北部の「ハンレイカレー」です。
冒頭に触れたように、この店の餃子は見た目が変わっているんですが、実はこれ、餃子にトッピングを加えて食べるという狙いがあるんです。例えば「マーラー」はチーズをトッピングすると味がまろやかになって食べやすい。「ファイブ・マッシュルーム」は、そのまま食べるとあまりキノコの味を感じなかったのですが、塩卵をトッピングすると生き生きとした味に。店が用意しているトッピングは4種。5種のフレーバーに、色々な組み合わせを挑戦してみたくなります。
ちなみに、この上部を閉じないデザインの餃子は、通常のものと比べて誰でも簡単にスピーディーに形を整えやすく、作業効率が上がるのだとか。オーナーのムーさん、なかなかのやり手ですよね(笑)。
美味しいのはもちろん、見た目にも可愛い餃子。そして、お店の雰囲気はフォトジェニック。人気を集めるのも納得でしたよ。
フェン・ジュー ムー・ジャルーン
Feng Zhu – Moo Charoen
เฟิงจู – หมูเจริญ
場所 Charoenkrung soi 24 (ナラヤ リバーシティー店向かい)
電話 06-2264-4661
時間 11時〜19時 無休
FB FENGZHU989
料金 「Gyoza Hna Peid」12B〜、「トッピング」3B〜