
編集部のタイ人経理部長「ブン」がタイに住む日本人の悩みを快刀乱麻で解決する!
読者からのご相談
(前略)バンコクでアパ-ト(コンドミニアムではない)暮らしをしています。先日トイレの洗面器の排水管がひび割れ、水が漏れてきました。アパ-トの管理人に伝えて、修繕してもらいました。ところが次の家賃の請求書に排水管と給水ホ-スの請求も載っていたのです。両方共、古いものから新しい物に交換した請求です。 日本ではこのようなアパ-トの設備関係は所有者の責任で交換します。タイでは住人に請求するのでしょうか。(ケン)
ブンからの回答
アパートの家電や器具の修繕については入居時の契約書の内容次第です。電球の交換から家電やトイレの配管修繕まですべてアパート側が責任を持つところと、小さな修繕は借り手が自分でやらなければならないところがあります。新しい入居者のために古い排水管や給水ホースを新品と交換してくれるところもありまが、それら契約内容の良し悪しは賃貸料とリンクしているのでしょうね。
外国人にも対応するタイ政府のコールセンター「1111」に問い合わせると、法律では借りる側には「通常の使い方をすること」「借りる人は自分の所有物だと思って大切に扱うこと」が義務付けられているそうです。
ケンさんとアパートとの契約書には器物の破損や修繕の項目についてどう書かれていますか? アパート側の対応に納得できなければタイの消費者保護センター「1166」にご相談ください。ただし入居時の写真などアパートに非があることを証明する必要があります。
タイの掲示板に書かれていた余談です。トイレの排水管が詰まり、汚物が溢れたため、アパートに修繕を頼んだら応じてくれたものの、排水管にトイレに流してはいけないあらゆるものが詰まっていたため、全費用を弁償させられたケースもあったそうです。
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