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スタイリッシュさあふれるホテル・ダイニング
最新号のダコの特集でも紹介しているとおり、パークハイアットといえば、大都会を代表するホテル。そこに集まるスタッフもゲストもナチュラルな振舞いながら、洗練され、心地よい緊張感を身にまとっている。
レストラン「エンバシールーム」でも同様で、ビジネスランチにも使えるフォーマルさと、ふらっと立ち寄ってお気に入りのひと皿とワインを楽しめるカジュアルさを両立させている。
会食などに便利なセットメニューもあるが、今回はレストランの料理の特長がよくわかるアラカルトを頂いた。
ピエール・タヴェルニエ・シェフ
スペイン産タコの前菜
Spanish octopus, quince&capsicum, quinoa&corn, chimichurri(540B)
低温調理された柔らかいタコに、キノアやヤングコーンとの対比的な食感が楽しい。チリを効かせたトマトソースや散らしたパクチーで、淡白なタコの風味が引き立つ、ラテン系のひと皿。
サーモンパストラミ
Salmon pastrami, potato confit&horseradish, capers&dill(520B)
香辛料を効かせてスモークしたホースラディッシュクリームを合わせ、ケイパーやディルという一般的な組み合わせながら、各食材の調理法を変えることにより、新鮮なひと皿になっている。あまりお腹がすいていなければ、これにドリンクでサクッとランチもよい。
ポメロのサラダ
Beetroot salad, radish&pomegranate, grape&mustard dressing(450B)
各食材のプチプチの食感を活かした前菜。上に乗っている白いクリームはなんとトム・カー。そして少量のディルがポメロを一気に野菜の領域に引き込み、全体をまとめている。
カニのカレーソース
Mud crab, green apple&ginger, avocado&madras curry(720B)
カニのイエローカレーを彷彿とさせるが、青リンゴや生姜の風味を足すことで、さわやかな食感と味に仕上げたひと皿。
オーガニックチキン
Organic chicken breast, tagliatelle&morel cream sauce(680B)
ヘルシーな鶏のムネ肉をグリルし、モリーユ茸入の濃厚なクリームソースパスタを添えたボリューム感あるメインディッシュ。ランチならこれひと皿で満足できる。
チョコレートデザート
85% Valrhona chocolate ganache, fleur de sel&Chiang Mai coffee, cocoa sorbet(390B)
濃厚なヴェローナ産チョコレートを使用した薫り高い大人向けのデザート。
そのほかのハイライト・メニュー!
オーストラリア産ラムチョップ
Australian lamb chops, eggplant&lemon confit, bulgar&pomegranate940B
ドーバーソールのムニエル
Dover sole, beurre meuniere(1550B)
ミルフィーユ
Mille-feuille, Madagascar vanilla(340B)
都会の真ん中にあるとは思えない落ち着き。サービスは一流にしてフレンドリー。人はよくホテルは非日常的な場所というが、中でもパークハイアットほど非日常を感じるホテルはない。現実逃避したい時、自分を甘やかしたい時、ここで数時間ランチすれば、リフレッシュしてまた頑張れる気になること間違いない。
Emabassy Room
営業時間 朝食:6時~10時半、ランチ:12時~14時半、ディナー:18時~22時半、週末・祝日朝食:6時~11時 無休
電話番号 0-2011-7430
HP www.hyatt.com
場所 パークハイアット・バンコク
MAP
(写真の一部:Park Hyatt Bangkok提供)