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海外にいるとなかなかおいしい日本食が食べられない……なんてのは昔の話。
むしろ「日本にいてもなかなか食べられないもの」すら食べられるのが今のバンコクでありまして。そんなわけで、コンラッド・バンコクのレストランKiSaraにて幻の飛騨牛コースディナーが堪能できると聞いて、ダコの特集でもおなじみのホテルや食に明るいライター・石田さんに行ってきてもらいました。
他県にもめったに出回らない、幻の飛騨牛をバンコクで
バンコクのホテルといえば、皆さんアフタヌーンティーやランチブッフェでよく利用されてるみたいですが、ホテル業界出身の私から言わせると、実はホテルの日本料理レストランって、すごくおすすめなんですよ。食材や手間に一切妥協せず、日本人の料理長が隅々まで目を配って料理を作れるのは、仕入のネットワークや品質管理がきちんとしているホテル直営だからこそ。しかもバンコクだとお値段も日本より全然お手頃なので、ぜひ和食も利用してみてください。
ところで「飛騨牛」を食べたことがありますか? その名を聞いたことはあっても、実際に食べたことのある人は少ないのでは? それもそのはず、岐阜名物の飛騨牛はほとんど県内で消費され、他県で出回ることがほぼないんです。今回はその希少ブランド「飛騨牛」を堪能できるしゃぶしゃぶディナーコースを、コンラッドバンコク内の日本料理店「KiSara(きさら)」でいただいてきました。
期間限定の飛騨牛の紙鍋コース
コースはフレッシュなピーチフレーバーの食前酒からスタート。
前菜には塩・胡椒・山椒でマリネしたオーラ・キングサーモンとイクラがのった胡麻豆腐。オーラ・キングサーモンはニュージーランド産の鮭でミシュラン三ツ星レストランや高級割烹で使われており、とろけるような濃厚な風味ながらすっきりとした後味が特長です。
次にお造り盛り合わせ。コースの一品にしてこの豪華さ!8種類ものお魚を使ったお造りは新鮮で日本でもなかなか食べられないくらいのクオリティ。それもそのはず、魚介は日本からの輸入か、日本市場向けのものを特別に仕入れているとのこと。実は「きさら」では外国人と日本人で盛り合わせの内容を変えているそうです。確かにしめ鯖やイカは日本人だからこそ価値がわかるネタですよね。
次に土瓶蒸し。この一口飲むと体にしみこむ出汁の旨味。日本人の体には絶対に出汁が流れていますよね。これこそ「THE UMAMI」と外国人に教えてやりたい味です。具も鶏肉やキノコなどが入ってボリューム満点です。
天麩羅盛り合わせは、海老・野菜に加え、なんと鰻のかば焼きの天ぷらまでついた豪華版! 抹茶塩か天つゆでどうぞ。お造りもそうですが、天ぷらも定食のメインくらいの満足度があります。日本料理のコースって盛りがお上品でお腹いっぱいにならないということがよくあるんですが、「きさら」ではそんな心配御無用です。
そして飛騨牛のしゃぶしゃぶが満を持して登場! 飛騨牛は繊細な肉質と美しい霜降りが特長。口に入れたときに広がる上品な脂の味がたまりません。そして何より驚くのはその食感。柔らかいのにサクッとする歯触りで、噛むと肉汁がジワッと出てきます。日本でもなかなか味合うことのできない超レアな飛騨牛、本当に肉好きの方にこそ試していただきたい逸品です。
そして最後のお食事は炊き込みご飯、デザートも数種から選べるなど、最後まで日本人のツボを付いてくる大満足&大満腹のディナーコースでした。
飛騨牛ステーキコースも1000B割引きのプロモーション中
今回いただいたしゃぶしゃぶコース以外にも、ステーキコースがあり、こちらはなんと200グラムの飛騨牛をステーキで提供。通常5500B(税サ別)のところ、2019年6月中に限り4500バーツの特別価格でいただけるんです! 帰国しても簡単には食べられない飛騨牛。ぜひこの機会に幻の味を堪能してください。(ステーキコースはしゃぶしゃぶコースと内容はほぼ同じですが、天ぷらはついていません)
きさら料理長の進藤顕司さん。
気さくな人柄で、親切にお料理を説明してくださり、楽しい夕食となりました。「ご予算に応じたディナーのご提案もできますのでお問い合わせください!」とのこと。
会食にもぴったりの日本食レストラン「KiSara(きさら)」
Kisara(きさら)
0-2690-9999
コンラッド・バンコク3F
ランチ/11:30~14:30 ディナー/18時~22時半
2019年6月末日まで「飛騨牛紙鍋ディナーコース」3500Bで特別提供、「飛騨牛ステーキコース」が通常5500B→4500B(ともに税サ別)