タイ料理

【食先案内人・ペーの屋台の細道】ラーン・アーハーン・タームサン (注文食堂):98食目

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注文どおりに作ってくれる店

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キアン・ヤワラート

 

「注文食堂ってどんなの?」
「食べたい物を注文どおりに作る店だよ」

日本人の友人の質問にこう答えたことがある。この答えは間違いではないが、完璧な理解を得られるものでもない。簡潔に答えるのが難しい事例だ。

タイもタイ語もあまり知らない外国人にはハードルの高い店かもしれない。英語どころかタイ語メニューさえないことが多いのだ。しかしその正体はおいしい料理の宝庫で、しかも値段が安い。そこで今回はハードルを下げるべく、注文食堂の具体例を紹介しよう。

ここは普遍的なムー・トート(揚げ豚)を工夫し、看板メニューにして成功した注文食堂だ。

 

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ムー・トート

 

ムー・トート自体は全国の注文食堂にあるが、リピーターを増やすために先代が看板メニューにするべく改良した。それが「ムー・トート・ボーラーン」だ。豚もも肉に下味と衣をさっとつけ、油の鮮度と温度にも気を配りながらカラッと揚げる。甘酸っぱい特製タマリンドソースをつけていただこう。

僕のように脂身が好きな人は「コー・ムー(のど肉)トート」と注文しよう。脂の甘味と相まってさらに美味だ。
もう一つの人気の秘密は、つまみとして添えてある揚げニンニク。刺激的な味と香りが舌と胃袋をうならせる。

魅力的なメニューはこれだけではない。僕が特に気に入ったのはカイ・ラブート(爆発卵)。かなり個性的だ。目玉焼きに細切れの具をのせただけの他店とは外観から異なり、エビまで使ったボリューミーな一皿だ。 ほかにも数多くのメニューを揃え、客の多様な注文に備えている。

 

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カイ・ラブート

 

「注文どおりに作ってくれる店だよ」
「ほかの店は注文どおりに作ってくれないの?」 僕の友人のような誤解が起きないよう紹介したつもりだが、お分かりいただけただろうか。

 

キアン・ヤワラート

3代目店主ビッグさん(36)によると、初代(祖父)はヤワラートでタイ式中国料理を提供し、2代目(父)はラートナーやクイジャップを売りにしていた。数回の移転後、現在のオンヌットに落ち着いた20年前からムー・トート・ボーラーン(45B、のど肉は50B)を看板ニューにしている。ほかにもカイ・ラブート(70B)やカナー・ムーグロープ、パッカチェー炒め、米麺炒めなど、メニューは豊富だ。臆せず挑戦してみてほしい。

DATA
時間:9時~20時 水休
電話:0-2332-6971、0-2331-9148

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