S.Pellegrino & Acqua Pannaが後援する「アジアのベストレストラン50」で3年連続1位に輝いて話題になった創作インド料理店「Gaggan」。このお店は高級店が集まるランスアン通りにある、写真のような一軒家レストランなのですが、有名になったおかげで世界中からお客が殺到、ここで食べようと思ったら2カ月前に予約を入れないといけないほどの人気店だとか。
2カ月前ですよ、2カ月前!
今夜食べるものもなかなか決められない私のような人間にとって、2カ月とは気の遠くなるような先の話。
当日になって腹がとんかつとかを求めてきたらどうするんじゃい!?
ということで、私にとって「Gaggan」は行く機会が訪れることのない店(取材では行ったことあるけど)となったのですが、
つい最近、予約しなくても行ける「ガガン」を編集部の近くに発見しました!
その「ガガン」とは、こちら!
どう見ても完全に「ガガン」です。gが一個少ないですが……。
「Gaggan」のウェブサイトによるとガガンはオーナーシェフの名前(ちなみにGが3つあるガガンはとても珍しいそうです)なので、ほかにもガガンさんが居てもおかしくはないし、自分の名前を店に付けるのも悪いことではないのですが……。「Gaggan」が超有名になった後にオープンしちゃうと「お前、パクったろ!」と思わずにはいられません。
こちらの「ガガン」があるのはバイヨークスカイホテルの下にあるインド料理店街。
ここは普通のインド料理食堂のようですが、いつ見てもお客が入っておらず、なかなか入ってみる勇気が湧きません。
そんなことを思っていると、同じ並びにまたまた「ガガン」という店がオープン!
この2軒の「なんちゃってガガン」は30mほどしか離れていません。
こ、こいつら一体何匹目のどじょうまで狙うつもりなんだ?
この調子で行くと、ほかのエリアにも「ガガン」がオープンしていそうですね。
タイはもともとパチもん文化が豊か(?)な国。人気シーフード店の「ソンブーン」にも「ソンブーン・ディー」というパチモンが存在します。
※トゥクトゥクに「ソンブーンに連れて行って」というと「ソンブーン・ディー」に連れて行かれることがあります。料理はうまいがものすごい値段でぼったくってくるという恐ろしい店。
また、人気食堂が別の場所に移転したら、元の空き店舗でまったく同じ名前とメニューの店を始めて繁盛させちゃったという事案に出くわしたこともあります。
この「ガガン」もこんな調子で街のあちこちに生まれていくのかもしれませんね。さすがに本家の「Gaggan」と間違えて行くことはないと思いますが、こんな店が出てくるのも有名税ということなんでしょうか。(F)