バンコクの街角

台湾の米どころ・池上は、ご当地名物の便當よりもサイクリングがおすすめ!

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こんにちは。443号の台湾特集で表紙を飾ってしまった編集長Fです。この年末年始も大方の予想どおり台湾でずっと過ごしてきました。今回は、台湾特集に寄稿してくれたライター・青木由香さんが「便當が好きなら本場の池上に行くといいよ」とおすすめしてくれたので、台東にある米どころ・池上を最終目的地に、台中→台東→嘉義→台北といった感じで回ってきました。

 

今回は行く直前にこちらの本も読んだのですが、台湾東部はどの街に行っても静かでのんびりしてて、まったりできますね。

この一青妙さんの「わたしの~」シリーズ(といってもまだ2冊しか出ていないのでシリーズというほどではないかもしれませんが)、独特の柔らかなタッチで古都・台南や、台湾の発展から取り残されがちな(つまり田舎な)東海岸の街について紹介してくれていて、読むと実際にその場所で豊かな一日を過ごしたような気持ちになれて、おすすめです。

 

今日はそんな旅の一番の目的だった「池上」についてご紹介。池上というのは台東県の北外れにありまして、台東の中心街からはバスで1時間40分ほどかかります。

 

ここの名物というのが「便當」(弁当)なんですね。池上は米どころなのですが、そこのお米を使った便當がうまい、ということで、台湾でもいろんな地域で「池上便當」とか「池上飯包」といった便當屋さんを見かけるほど。

 

私は台湾の料理の中でもこの便當、特に駅弁が大好きでして、旅行計画も「駅弁の売っている時間に合わせて乗ろう」(駅によってはお昼前後しか売ってない)とか、「この移動だと20分しか列車乗れないから便當が食えないな、よし、行き先変更だ!」という風に、便當で行動を左右させることもあるほど。そんなわけで、本場の池上便當を食べに行ってきました。

 

まずは列車で池上に到着。

 

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ダコ誌面でも青木さんが書いていたように、ここのホームは大量の便當売りがいる! ということで、駅から出る前に1便當目をかき込むつもりでいたのですが、ごはん時を外してしまったようで、遭遇ならず……。

 

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駅から出ると池上のマスコット・オコメくん(勝手に命名)がお出迎え。ニコニコと可愛らしいキャラですが、背後に自転車が打ち捨てられていたり瓦礫が転がっていたりと背景はどうにも殺伐としています。

 

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そして、駅の目の前に便當屋が! 「全美行」という店で、駅のホームで便當を売っているのもこの店のようです。さっそく入って1便當目。

 

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ミックス便當80台湾元(約240円)。パッケージが超かわいいです。この包み紙は記念に持ち帰りました。

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いろんなおかずがちょっとずつ入っていたし、ほかの便當にはない独特の具もあって食べるのは楽しかったですが……。

お昼時をちょっと外してしまったせいか、冷えつつあって味の方はいまいち。

正直、ほかの駅で食べた温かい便當の方が上でした。残念!

教訓:台湾の便當は作りたてアツアツを狙うべし。

 

ということで、今回の旅の最大の目的「池上便當」には若干肩すかしを食らってしまったのですが(便當に期待しすぎ!)、その落胆を補って余りあるものがこの池上にはありました。それは……サイクリング!

 

この池上は米どころ、つまり、とにかく田んぼしかない田舎なのですが、近年はそれを「平坦な道がある!」「だだっ広い自然の景色が楽しめる!」と発想を転換、サイクリングコースを整備して観光資源にしたようなのですね。なので、駅前にはレンタサイクル屋さんが軒を連ねています。便當屋は3軒くらいしかないのに、レンタサイクル屋は10軒くらいあって、さまざまなタイプの自転車を貸し出しているほど。

 

「2便當目に行く前に運動してお腹を減らさないと!」ということで、借りて走ってみました。

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ノーマルタイプの自転車でたしか150台湾元(約450円)。パスポートを預けないといけません。

また、サイクリング・マップと、雨が降りそうだったのでビニール合羽をくれました。

 

というわけで走り出しました。頭の中では尾崎豊の「15の夜」の替歌が流れ出します。

借りてきた自転車で走り出す~ 行き先は田んぼの中 黄金の海の中へ~♪

収穫はとっくに済んでいるので、稲穂は全部刈り取られてしまっていましたし、雨がぱらつく空模様だったのですが、脳内には秋口の高く澄んだ空と、爽やかな風にゆらゆら揺れる黄金色の草原が広がります。

 

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とにかくまっすぐに伸びる道路。サイクリング・コースの中でも一番のクライマックスです。ゆるい傾斜が付いているので、自転車をちょっと漕ぐだけでグイグイ進んで気持ちがいいです。

 

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そして遠くにはこんな風に山が連なって、山の端にかかる雲と共に幻想的な風景を作り出します。

台東の辺りはだいたいどこも険しい山に囲まれているので、どの街に行ってもこんな風景でした。

 

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サイクリング・コースで一番人が集まっていたのがここ。

「金城武樹」です。金城武が出演したエバー航空のCMで、この木陰で金城武がお茶を飲んだことから一躍有名になったのですが、CM撮影後、台東を襲った台風によってなぎ倒され、CM登場時とはだいぶ枝ぶりが変わってしまいました。

こちらがそのCM。お茶を飲むシーンは冒頭から1分辺りです。

「楽園」ってコピーが付いていますが、本当にその言葉どおり美しい!

やっぱり収穫前の時期を狙ってもう一度行ってみたくなりました。

 

台東地区は台北から見るとちょうど島の反対側で、新幹線も通ってないし、列車の本数も少なめでかなり行きづらいのですが、今回思い切って行った価値がありました。

 

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そして、サイクリング終了後に2便當目。「池上飯包文化故事館」というミュージアムみたいな名前のお店で、街の中ではここが一番人気のようです。

 

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またまたミックス便當です。たしかこれも80台湾元。ほかの種類にしようと思ったのですが、同じ物の方が比較できていいかと思ってミックスに。同じメニュー名でも入っている物はだいぶ違いますね。こちらも作り置きで、しかも午後4時くらいに食べたので冷え気味でした。まぁ、こんなもんか……と、池上便當に少し落胆しつつこの地を去ったのでした。(F)

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コメント

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  • コメント (2)

    • 前川健一
    • 2017年 1月 17日

    F”サブカル”編集長なら当然読んでいるでしょうが、『駅弁ひとり旅 ザ・ワールド 台湾+沖縄編』

    はすでに読んでいると思いますが、念のために紹介しますが、読んでいないと残念という内容でもないが、まあ、読みたいでしょうね。

    台北駅の駅弁屋の商品は多少飾り気のある盛り付けですが、一般的には「肉だ、ドーン! 文句があるか!!!」という盛り付けで、これもまた台湾の文化だと理解すると楽しいですね。

    • ダコ編集部F
    • 2017年 1月 18日

    前川さん

    コメントありがとうございます!

    その本の存在は知りませんでした。ありがとうございます。今度読んでみたいと思います。

    駅弁関係では『台湾行ったらこれ食べよう! 駅弁・鉄道旅編: 台北だけじゃない、もっとディープな旅へ。』という本を読みましたが、なかなかディープな内容で良かったです。

    (同じ名前の便當でも、鉄道会社の管轄ごとに具材が少しずつ違うのですが、全種類の比較写真が載っていたりします)

    次に便當が食べられるのはいつになるやら……。

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