タイ料理

【タイ ローカル観光&グルメ】東北部 ノンブアランプー県  #01

DACO_ノンブアランプー県旅行

パーチョ洞窟の岩壁の上に祀られた仏像

 

バンコクから500km以上離れた場所にある、東北部・ノンブアランプー県。前回は、そこでタイ人の奥さんと暮らし、藍染工房「SILK & HOPE」を営む野口さんの活動をご紹介しましたが、今回はそれに続く後編! タイ人も行ったことがある人は少ないという同県を編集部が巡り、出合ったモノ・コトをご紹介します。余談ですが現場でのキーマンは……ローカルグルメに明るい現地ドライバー・ジュムさんでした。

アクセス:バンコク→ウドンターニー県(飛行機で約1時間)→ノンブアランプー県市街地へ(車で約1時間)・エリア:東北部・観光情報はこちら

ノンブアランプー県在住/野口直樹さん 現地にて、タイ人の奥さんと藍染工房「SILK & HOPE」 を運営。インタビュー記事はこちら

 

 

ノンブアランプー県の観光スポット

知る人ぞ知る岩壁の上の寺院
「パーチョ洞窟」

パーチョ洞窟

荘厳な雰囲気を漂わせる洞窟内の仏像。洞窟の奥にはコウモリが生息しているので注意

 

野口さんがお気に入りのスポットとして教えてくれたのが、コチラ。地面の隆起により突き出した岩壁の上に祀られた仏像が特徴で、下から見上げると圧巻の迫力。ただし……頂上に辿り着くには麓から数十分ほどかけて急な階段を登り続ける必要があります。編集部一同は休み休み、必死の形相で足を動かしました(汗)。
けれど苦労した分、頂上からの景色はひとしお。遮るものは何もなく、のどかな田園風景が一望できる気持ちのいい場所でした。頂上の他、洞窟内にも仏像が祀られているのでお忘れなく。

パーチョ洞窟

階段手前には8つの頭を持つナーガ(大蛇)がいたので思わず記念撮影

パーチョ洞窟

この傾斜、伝わるでしょうか? 階段には手すりが付き、道は舗装がしっかりとされていました(一部、途切れて岩場を登る箇所があり。また、手すりは太陽熱でかなり熱くなっている場合も)

 

編集部MEMO
⃝スニーカーなど動きやすい靴はマストです
⃝足腰に不安のある方や小さなお子さんは難しいかもしれません
⃝麓のお堂にトイレあり

Tham Pha Jo

アクセス;市街地から車で40分
時間:5:00~18:00 休み:なし
入場料:なし
観光案内:
MAP

散歩や漁業見学も! 憩いの水辺で日常に触れる
「タッドハイ」

Tat Hai

竹で作られた約180mの橋を渡るスタッフ2人

Tat Hai

池のほとりには東屋があり、休憩も可能。
静寂とハンモックの心地よさに思わず睡魔が…

 

王室が管理する貯水池や草花など、美しい景観が楽しめる地元の人たちの憩いの場所。敷地内は広く、遊歩道があるなど散策するには持ってこい。対岸には小島があり、橋を使って渡ることができるので撮影スポットとしても◎。池を囲むように藁葺き屋根の東屋が並んでいるので、食事や休憩をすることもできます。また観光用のボートが用意され、近くにある洞窟に向かってボートトリップを楽しんだり、地元の漁師が魚を捕る様子を見ることができるなど、飾らないノンブアランプーの日常体験をどうぞ。

Tat Hai

少人数用のツアーボート

 

編集部MEMO
⃝東屋以外は陽を遮る場所がないので日焼け対策必須
⃝ガイド付きツアー 50B/人
⃝ボートトリップ 8人乗り200B~
⃝スニーカーなど歩きやすい靴が◎

Tat Hai

アクセス:市街地から車で50分
時間:5:00~20:00 休み:なし
入場料:なし
MAP

珍味から名物まで! ローカル市場が面白い
バーン・フアイ・ドゥア

バーン・フアイ・ドゥア

イサーンならではの珍しい食材をはじめ、地元の人たちが共同生産した1村1品運動によるOTOP製品などが集まる市場(この他、現地でよく食べられる昆虫の姿も)。日々の暮らしが垣間見え、旅の思い出としてもおすすめ。

バーン・フアイ・ドゥア

イサーンで食べられる昆虫の代名詞とも言えるアリの卵(カイ・モッ・デーン)。雨季が旬であり、高級なものは数千B/kgとも言われていますが、ここで売られているのは一般価格でした。

バーン・フアイ・ドゥア

カナブンに似た昆虫はキレイにパック包みで販売されるなど、改めてイサーンの人たちにとって昆虫は日常食なのだと実感。この他、田ねずみや現地で採れるイサーンライチなどの変わり種もありました。

バーン・フアイ・ドゥア

昆虫同様によく見かけたのがハチミツ。蜂の巣ごと売られるのが一般的で、なかにはまだ蜂が住み着いている状態で販売されるものも(容器入りは1ブロック150~200B)。

バーン・フアイ・ドゥア

バケツに入っているのは小ぶりの食用ガエル(隣にはカラカラに乾いた干しガエルも)。蒸したり揚げたりスープに入れたりと、日々の食卓で普通に出てくるのだそう。

 

バーン・フアイ・ドゥア
Ban Huay Dua Market

アクセス:市街地から車で15分
(ウドンターニー空港から車で50分)
時間:7:00~18:00 休み:なし
入場料:なし
観光情報:
MAP

取材班が現地で食べた
本格イサーン料理

イサーン料理と言えばの代表格
ソムタム

ソムタム・ブンロード

旅先では、現地の料理を食べるのも醍醐味の一つ。さらに、現地の食通に紹介してもらえたら確実ですよね。ドライバーのジュムさんが「ソムタム(タイ風パパイヤサラダ)」と言えば、で案内してくれたのがコチラ。メニューには10種類以上のバラエティ豊かなソムタムが並び、どれを頼んでもハズレなし。現地で食べると美味しさが増すと、改めて実感しました(もちろんお店が美味しいのは大前提)。

ソムタム・ブンロード

ソムタム・ブンロード

ソムタム・ブンロード
Somtum Boon Rawd

アクセス:市街地から車で10分
時間:9:00~17:00 休み:なし
MAP

ビールが進む、夜のお供に!
ヌア・デッド・デオ

クルア・クン・ニット

干した牛肉を揚げたタイ風ビーフジャーキー

 

初日の到着が夜だったため、ウドンターニー空港の近くにある現地で人気のイサーンレストランへ。イサーン名物であるラープやサイクローク・イサーン、ソムタムなど王道かつ不動の料理を頂きながら、ひときわ印象的だったのが「ヌア・デッド・デオ」。天日干しした牛肉を揚げたいわゆるタイ風ビーフジャーキーですが、噛めば噛むほどに溢れる旨味がやみつきに。バンコクでも気軽に食べられるので、ぜひお試しあれ。

クルア・クン・ニット

もち米入りのイサーン発ソーセージ「サイクローク・イサーン」

クルア・クン・ニット

フレッシュな「ラープ・ペッド」に箸が進みます

わさびの味が楽しめるタイ野菜「パック・カード・キウ」を発見!イサーン料理の付け合わせとしてよく出され、日本をよく知るタイ人には「パック・わさび」で通じることも

クルア・クン・ニット
ครัวคุณนิด

アクセス:ウドンターニー空港から車で20分
時間:10:00~22:00 休み:なし
MAP

朝ご飯や小腹が空いた時に
ムーヨンのサンドイッチ

パンにムーヨン(豚肉を乾燥させて繊維状にしたもの)を合わせるスタイルは、イサーンでよく見かける食事風景の一つ。こちらのお店では、タイ人でもなかなか出合えないという「カオ・トム·ユアン(直訳するとベトナム風雑炊)」にも遭遇。塩漬けされた卵をココナッツミルクで炊いたもち米で包み、バナナの葉で巻いたものなのでちまきと言った方が近い印象ですが、優しい味わいで貴重な体験になりました。

ラーン·カイガタ·ハーイェーク·サージャオ

目玉焼きにソーセージ、野菜を添えたイサーンお馴染みの朝食「カイ・ガタ」

ラーン·カイガタ·ハーイェーク·サージャオ

カオ・トム・ユアン

ラーン·カイガタ·ハーイェーク·サージャオ

ラーン·カイガタ·ハーイェーク·サージャオ

ラーン·カイガタ·ハーイェーク·サージャオ
ร้านไข่กระทะ ห้าแยกศาลเจ้า

アクセス:市街地から車で10分
時間:5:00~11:00 休み:なし
MAP

“市場で朝ご飯”が現地に馴染むコツ!?

もち米やガパオ、ムーヨー炒め、サラパオ(タイ風中華まん)など市場で買い揃えた朝ご飯で英気をチャージ

ノンブアランプー県の朝市で朝食

ノンブアランプー県の朝市で朝食

もち米は昔ながらの竹製の蒸し器で炊き上げていた

朝市のサラパオ(中華まん)屋台

ドライバー/ジュムさん

\ノンブアランプー県に住む野口さんのインタビュー記事はこちら!/

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