
ガラス張りの扉を開けると陽気なフレンチジャズがお出迎え。明るいBGMに食事気分が高まった。ここは昨年11月、アーリー・ソイ2にオープンしたビストロ&ワインバーだ。
フランス語で「頭と鼻」という意味の変わった店名だが、これは料理の「香り」にこだわっているから。一部のメニューでは、いったん料理の香りを楽しんでもらった後にローズやシトラスの香りをシュッとひと吹きして、その変化を楽しむ、という変わった演出をするのだとか。
まずは「ダックのラザニア」。焦げたチーズと肉の香りを楽しんだ後にシトラスの香りをシュッ。甘酸っぱい香りが広がるが……鼻が鈍いせいか、いまいちどういう演出効果があるのか分からず。

ロブスター・ビスク
続いて「ロブスターのビスク」。こちらはロブスターの頭とハーブ各種を3時間煮込んだものだ。香ばしいエビの香りがふわっと鼻をくすぐる。スープはさっぱりとした口当たりで飲みやすい。

ジャパニーズ・チキン・サラダ
意外に気に入ったのが「ジャパニーズ・チキン・サラダ」。ひと口大のフライドチキンにサラダを添え、市販のゴマドレッシングでいただく。全面にゴマとふりかけが掛けてあって日本料理から妙な進化をした料理なのだが、揚げたチキンの衣のカリカリとした食感がクセになって、次々と手が伸びてしまった。
香りの変化を楽しむにはある程度鼻が利かないと難しいが、そうでない人も雰囲気と味は充分楽しめそうだ。
TETE ET NEZ
時間:火~土:12時~14時、17時~23時、日:12時~22時 月休
場所:1/4 Soi Ari 2, Pahon Yothin7 Rd.
電話:08-5363-4975
Web:www.facebook.com/TeteEtNez
料金:ロブスター・ビスク240B、ジャパニーズ・チキン・サラダ250B、ダック・ラザニア290B、チョコレートムース+ワッフル120B








