あけましておめでとうございます。DACO編集部のMです。
年末年始のDACOは12月25日から1月4日までと少し長いお休みをいただけるのですが、皆さまはどこかへ行かれましたか?
わたしはバンコクのお隣、ラオスはルアンパバーンに行ってきました!
途中チェンマイにも寄りたかったので、バンコク-チェンマイ間をロットゥーで向かい、チェンマイ-ルアンパバーン間は長距離バスを利用してみました。 帰りはルアンパバーン-ビエンチャン間を長距離バス。そしてビエンチャンからタイ国境の町ノンカイまで国境越えのバスを利用。 最後に、ノンカイ-ファランポーン間を 寝台列車 で走抜け、終了。 というちょっと体育会系なスケジュールとなりました。
事前にネットを使って調べたりはしたものの、個人のブログからでしか情報を収集できなかったため、寝台列車まで本当にたどり着けるか、むしろちゃんとバンコクに帰れるか本当にドキドキしながらの旅でした。
そんな今回は寝台列車をメインにしてご紹介します。
ノンカイ始発のバンコク行き(ファランポーン駅が終点です)SRT(State Railway Of Thailand)の起点となるノンカイ駅は、ラオスとの国境を超えて徒歩10分足らずの場所に位置します。 国境沿いはトゥクトゥクがたくさん待機していますが利用するほどの距離ではないですよ。
本数と乗車料金です。(2015年1月1日現在) 1日に3便と、意外と本数は有りました。 料金は1等下段1,317Bから3等253Bまで本当にピンキリです。 ここはあえて3等をチョイス! といきたかったところですが、これまでのバス移動で身体が悲鳴をあげていたので泣く泣く2等下段758Bを選択。 いつか必ずや乗ってやります。
電車が来るまですこし時間があったので、移動中に見つけた国境付近にあったクルンタイ銀行でラオスの通貨KipをBahtに両替。 と、ここで問題が発生しました。 他の業務は18時までだが両替業務は17時に窓口が終了とのこと。 到着したのは17時半。なんとかお願いできませんか?と藁にもすがる思いでお願いしましたが、案の定ダメでした。
ちなみに、ラオス通貨のKipは貨幣価値が低く、タイ国内でBahtに両替をするのは難しいそうです。バンコク銀行のみ唯一対応してくれるようですが。
どうしたものかと考えていたところ、銀行のお姉さんが 「もしかしたらツアー会社なら換金してくれるかも?」 とかなり耳寄りな情報を教えてくれました。 早速隣接するツアー会社に相談してみるとなんとOK!しかも先ほどの銀行で両替するよりもちょっと良いレートでした。 意外と穴場なんですね。
そんなこんなをしていたら、あと30分で列車が出発してしまう時刻に。 近場の屋台でガッパオの目玉焼きのせをテイクアウトして列車に乗り込みます。
わたしが選んだ2等車はこんな感じ。
意外とそこまで狭くもなく、シーツとブランケットはキレイに洗濯されていて、きちんと袋に梱包されていました。 予想以上の清潔さ&快適さ! 今までのバス移動の痛みはきっと夢だったに違いない……と感慨深い気持ちでいっぱいになりました。 料金は下段743B 上段688B。
こちらはシートタイプの2等車。ちょっとリッチな新幹線風です。 料金は588B。
そして1等車。他の車両と較べると近未来的な雰囲気です。ベッドサイドにはタオル掛けのようなものとジュース置き場が設置されていました。 料金は上段1,117B 下段1,317B。
そして気になる食堂車。メニューは意外と豊富でした。やはりちょっと割高ですが、朝食が美味しそうです。 ちなみにケータリングもしていて、座席に運ばれてくる料理の美味しそうな匂いにお腹を何度も刺激されました。もちろんわたしは見ていただけです。
前日の夜18時30分に出発して到着したのは朝6:15。到着予定時刻を約15分過ぎていましたが、無事にバンコクのファランポーン駅に到着です。 1月1日の早朝にもかかわらず、駅構内はバンコクを出発する帰省者や観光客で賑わっていました。
ロットゥーやバスと比べると時間はかかってしまいますが、値段はそこまで変わらず、そしてなによりぐっすり眠れるのがとっても嬉しい。 意外と敷居が低い列車の旅を、自信を持ってオススメします!ちなみに夜は景色が見えないので、街の景色をゆっくり楽しみたい方は朝の便をどうぞ。
(M)