今号の読者からのご相談
ブンさんこんにちは。いつもためになるご回答楽しみにしています。
さて今回教えていただきたいのは、ペットボトルの水です。以前ダコの水の特集でタイで売られているドリンキングウォーターは全て軟水だと書かれていたと記憶していて気にせず使っていたのですが、最近友人にドリンキングウォーターの中で軟水処理されているのはシンハーだけと言われ、そうなの? と驚きました。
調べようにもタイのペットボトルには硬度が書いておらず分かりません。
お米を炊いたり乳児のミルクを作ったりに軟水を使いたいのです。軟水なのはどのブランドのものか教えていただけると嬉しいです。また同様にタイ産のミネラルウォーターはどうでしょうか。どうぞよろしくお願いします。(新米ママ)
ブンからの回答
硬水と軟水の区分
日本人スタッフに聞いたところ、水の特集をしたことはないそうです。
水の硬度とは水の中のカルシウムとマグネシウムの総量だそうで、WHOのガイドラインによると1リットルあたり60~120mgが中程度の軟水で、これ以下が軟水、これ以上が硬水と区分されています。
シンハーは値なし軟水
各メーカーの品質管理部門に聞いてみました。
■シンハー「軟水です。mg?知りません。軟水だということです」
■PURRA(シンハーのミネラル水)も同じ回答でした。しつこく聞いたのですが、データを示してくれません。
■CRYSTALも同回答。
■ネスレの飲料水PURELIFEは84~85mg。
■MINERE(ネスレのミネラル水)は110mg。
■スプリンクル、チャーン、ナムティップの飲料水とミネラル水のAURAはph( 酸性度)の値しか教えてくれません。ナムティップに到っては「mg? それがどうしたの? ph値の方が重要」との回答。
■ナムサイアムは「会員になったら質問していいよ。回答はレターで送る」。
■他のメーカーからは回答を得られず。
ちなみにバンコクの水道水は80~115mgで中程度の軟水。
シーラチャーは45mg、チェンマイの一部は32mgの軟水です。東京は10~100mgのようです。
ダコ編集部の経理、ブンに相談したい方はmail@daco.co.th まで匿名で