6月5日発行のダコの特集は
「意外と簡単、しかも格安! ぶらり路線バスの旅」でした。
(もう読んでいただけたでしょうか? まだの人もこちらからどうぞ!)
前回の「バンコクの街角」は、タリンチャン編のボツ写真大公開、でした。
今回は、僕が行ったもうひとつの路線バスワンデー、マハチャイ編の裏話。
路線バスでの旅の様子や、マハチャイ市場の活気、
川を渡った向こう側の見どころの話は、特集を読んでもらうとして、
ここでは、誌面の都合上、あまり細かく書けなかった、
帰りの国鉄列車の中で起こった話を紹介します。
実はこの旅一番の事件は、この国鉄列車の中で起こりました。
(……というのは大げさです)
路線バス・ワンデーの取材も大方が終わり、
後は帰るだけ、ということで、
国鉄マハチャイ駅から国鉄列車に乗って
ウォンウィエン・ヤイ駅まで行くことに。
結構歩いていたので、いい具合に疲れており、
列車の揺れに合わせて、うつらうつら……。
そんなこんなで、次の駅に着いたとき、
何やら車両内がざわざわしているのに気づきました。
この駅で降りようとしたおばちゃんが、
いつまで経ってもドアが開かない、とブーブー言っています。
車掌さんがやってきて、なんとかドアを開けようとしますが、
うんとも、すんとも言いません。
しまいには車掌さん、澄ました顔でドアに蹴りを入れる始末。
「ガシッ、ガシッ」とかなり、本気で蹴っています。いいのかいな?
結局、ドアは開かなかったので、
おばちゃんは仕方なく、反対側の開いているドアから出て行きました。
!!
実は、反対側のドア、
それまでたいして気にもとめていなかったのですが、
走行中もずっと開きっぱなしだったのでした。
なんか、見晴らしがいいな~、と
疲れた頭でぼんやり見ていただけで
頭で認識できていなかったのです。
そこで気になって、ほかの車両へ。
もしかすると、タイの国鉄はそんなにスピードも出さないので、
ドアを開けて走るのがデフォルトなのでは、と
考えたのでした。
しかし、隣の車両に行ってみると、ドアはしっかり閉まっています。
さすがに、ドアを開けて走るのが普通、というのは、
いくらアメージング・タイでも、なかったようです。
次の駅では、ドアの修理のためか、
ほかの駅よりも長めに停車していましたが、
しばらくして諦めたようで、そのまま運行。
結局、ウォンウィエン・ヤイ駅には定時よりも
10分遅れで到着。
時間どおりに動かない、と評判の国鉄なので、
「車両トラブルがあったのに関わらず、10分遅れだけとは意外にやるな」と
感心したバンコクの夕暮れだったのでした。
(U)