タイを代表する名門コースと5ツ星ホテルのマリアージュ
ゴルフ好き同士がバトンを渡しながら自分の愛するコースを紹介していくリレーコラムの第36回。今回は、名物ネコもいるタイの名門コースを、ベテランゴルファー菊地さんが場内施設を網羅しながら紹介してくれます。
今号のゴルファー:菊地清香
在タイ3年。初ラウンドから20年経過。古いゴルフ場が好きで30年後も再訪したい「冥途の土産コース」を探索中。
ネコとひまわりとタイガーウッズ
今回はタイを代表する名門コース、タイカントリークラブを紹介させていただきます。
初期は庶民的なコースだったようですが、ペニンシュラ・グループとの合弁事業により、現在のような国際的トーナメントも開催される素晴らしいコースになりました。
数々の試合が開催されており、中でも有名なのは1997年のタイガー・ウッズが優勝した「ホンダ・クラシック・インビテーション」で、10番ホール(パー4)ティーグラウンドのかたわらには、タイガー・ウッズがワンオンした記念プレートがあります。ちなみに、男性ロッカーの1番はタイガー・ウッズ専用ロッカーです。
個人的に好きなホールは7番ホール(パー5)です。
数年前の12月に見た風景ですが、グリーン奥に多くのひまわりが咲いているのがとても美しく、「冬(乾季)の向日葵」ということで不思議な感じもして、今でも印象に残っています。そのほか、コースにはゴルフ場公認の「14(シップ・シー)」と「ナム・プン(ハニー)」という名前の名物ネコちゃんがいて、ネコ好きの人にはたまらないギャラリーですね(ネコ嫌いな人にもたまらないかも)。
ラグジュアリー感あふれるクラブハウス
ふかふかな緑の絨毯のフェアウェイと速いグリーン(10・3フィート、2013年1月3日現在)でのラウンド後に、快適なクラブハウスで過ごすのもゴルファーにとって楽しみのひとつですね。先述のように、ゴルフ場経営にペニンシュラホテルが関わっているため、設備・ホスピタリティーのレベルも高く、ロッカールームのバスタオルは、他コースにない感動ものの大きさ(縦約2m)です。バスローブやジャグジーも完備されており、高級スパにいるかのごとく至福の時を過ごせますよ。
かなり充実した設備のクラブハウスですが、あえて惜しい点を挙げるとすれば、シャワーが固定式なのとアメニティが普通なとこでしょうか……。
そのほかの点が優れているため、気になってしまいます(あくまでも主観ですのでご了承ください)。
最後にレストランでのオススメ料理について紹介いたします。事前予約必須(仕入れ&仕込みの関係で)の魚料理「サーモンヘッド(600B)」は、和食の「鮭の兜煮」に似ていて、濃い目の煮付けをカオニャオ(もち米)と一緒にいただくと絶品です。お昼のブッフェも美味ですが、こちらのお魚料理も機会があればお試しあれ。
Thai Country Club
住所 88 Moo 1, Bangna-Trad Rd. KM35.5, T.Pimpa, A.Bangpakong, Chacheongsao
電話 0-3857-0234
HP www.thaicountryclub.com
料金 ビジター:火~金4809B、土日祝6012B(~3月31日) 月休 キャディ400B/18ホール
ひとことまとめデータ
コースの面白さ ★★★★☆
料金 ★★★☆☆
施設 ★★★★★
ココ注意!:ロッカーの鍵はショップ内カウンターで受け取り