何回行っても悔しいコース
いきなり始まった、ゴルファーによるゴルファーのためのコラム。リレー式で、ゴルフ天国タイでのお気に入りのコースを紹介してもらいます。トップバッターは、ゴルフのために年に2回は来タイする元駐在員です。
今号のゴルファー・ザボン売り足立
ゴルフ歴22年。2年半滞在し’03年に帰国、その後も年に1、2回戻ってきます。
ここはカオチャンゴック。バンコク都から北東に2時間ほどのところにあります。都内や近郊のコースに飽きた人に、また来タイの常連さんにおすすめです。高低差をいかしたホールと、深い池やクリークのあるフラットなホールが組み合わされ、いつもてこずらされます。他のどのコースとも似ていないので、何度行っても楽しめます。それにここは陸軍の保養施設ですから料金は安く食べ物がうまい。
カオトムのあとは丘越え
私はスタート前の朝食にはいつもカオトム・ムーを食べますが、ここのが一番うまいです。
受付で料金を支払ったらロッカー室へ。食堂で鍵を受けとってください。この鍵でロッカーの南京錠をあけます。ロッカー室内に小便器がならんでいるのはとっても便利、と考えましょう。準備が整ったら食堂にもどってカオトム・ムーを注文。
さあスタートの時間です。1番ホールはパー4の見とおしのよい左ドッグレッグ。フェアウエイ左端の小さい丘越えが狙いどころ。パーオンするにはもうちょっと左を向きたいところですが、引っかけて木立の中に入ると2打目は出すだけに。
10番は打ち降ろし右ドッグのパー4。直角の曲がり角で、先回りしたキャディーさんがTグラウンドを見上げています。そこに向けてまっすぐ飛べばナイスショット、でもパーは無理。右の高い林越えに成功すると2オン可。私はしたことないけどね。
15番ホールから明暗が分かれる劇的コース
いよいよ15番パー3に来ました。
落とし所が明暗を分けます。ボギーなら好しとしてください。ここは必ず旗の下につけること、旗の位置によっては1打目をグリーン外に置くのも戦略です。旗上につけてしまったらダボで済めば上出来。上からのパットは十中八九数メートルの落差をグリーン右下の麓まで転がり落ち、返しの寄せが短いと球は足元まで戻ってきます。
かといってオーバーすると上からのパットで振り出しに。先行組がニヤニヤ眺めていても、そんなことにかまっていられません。18番は縦長砲台グリーンでパー4。短いので砲台近くまで第1打を運んでそこからナイスオンしても安心できません。旗が一番奥にあって球が一番手前にあったら3パット覚悟。
そうしてロッカー室にもどったら、やっぱり食堂まで行ってバスタオルをもらいましょう。 汗を流したら食堂で反省会。料理をたくさん頼んで予算オーバーの心配はありません。たまには、帰路のゲートを出たすぐ左手にある屋台でガイ・ヤーンで反省会を催すのも一興です。
The Khao Cha-Ngok Golf & Country Club
住所 Chulachomklao Royal Military Academy Sports Centre, Khao Rank Promanee, Nakhonnayok
電話 0-3739-3001
料金 平日450B、土日700B、キャディ200B/18ホール(2014年時点のデータです)
ひとことまとめデータ
コースの面白さ ★★★★★
料金 ★★★★★
施設 ★☆☆☆☆
食事 ★★★★★
清潔さ ★★☆☆☆