ブルーサファイアの石言葉「智力」が求められる難コース
ゴルフ好きが自分の愛するコースを紹介していくリレーコラムの第11回。悩めるゴルファーの古村さんが、カンチャナブリーのリゾートコースでの合宿模様を紹介してくれます。
在タイ5年目。こんなに暑いのになぜゴルフをするのか? こんなにプレーしているのになぜ100を叩くのか? 悩めるゴルファー
山の中なのにオーシャン!?
某バンコクのゴルフ場を舞台としたおっさんゴルファーの集い。毎週のようにやっているのにまだ飽き足らず、話は自然と「そうだ、合宿に行こう!」となる。腕前も省みず、名物コース探しが始まる。
前回の合宿はワンジャン(ラヨーン県:ここも凄いコース、だれか取り上げてください!)。だれかが言った「ブルーサファイアが難しい」、その一言で決定。ということで、今回はカンチャナブリー郊外のブルーサファイア・ゴルフ&リゾートだ。バンコクから車で2時間強、丘陵の中って感じのリゾートコースで、キャニオンとオーシャンの2コース36ホール。
おすすめは、オーシャンコース。
「山の中で、なぜオーシャン?」この疑問は、回るとすぐに解る。地面より水が多いのだ。どこに打つの? というコースが連続する。1番ロングホールは最初から美しい。水路と化した湖がコースと並行し、第3打は当然のごとく水路越えのグリーン狙い。2番ミドルホールは、2度の池越え。
迎えた3番ミドルホール、目の前は広い湖、左に大きく曲がるドッグレッグ。キャリーで180ヤード以上は飛ばさないとポチャンだ。
いつでもグリーン一直線のN氏は、グリーン狙いを宣言。キャリーで230~240ヤードは必要なところをなんの迷いもなく振り切ってワンオン達成! 後続隊も狙うが水神様の前に撃沈する。小生、一人右に逃げて水難脱出(情けない)。当のN氏、慎重にパットしてイーグルを奪取。しかし、イーグルの名手もここまで。
智力をかけての挑戦
その後も難しいコースが続く。水没、崖落、薮入と危機の連続。1ペナはまだOK、ダボで止まる。だがこのコースはそれだけではすまない。トリプル連続地獄で、未熟さを思い知らされる羽目に。
終われば、だれも90を切れずに、小生にとっては2010年のワースト2のスコアを記録する。オーシャンコースほどのスリルはないが、キャニオンコースも楽しめる。宿泊施設はバルコニー風でリゾートとして十分合格点だ。レストランもまずまず、総じて値段も安いので相応の価値がある。1泊チャレンジには◎のコースだ。
バンコクのシティゴルフに飽きたら、ブルーサファイアで自分の智力をかけて、難コース征服を目指そう!
Blue Sapphire Golf & Resort
住所 85 Moo 13, Chongdan, Borphloi, Kanchanaburi
電話 0-3458-1227~30
HP www.bsgolfclub.com
料金 ビジター:平日1000B/18ホール、土日祝1500B/18ホール キャディ220B/18ホール
コースの面白さ ★★★★★
料金 ★★★★☆
施設 ★★★★★
食事 ★★★★☆
清潔さ ★★★★☆