やさしさいっぱい、ありがとう
初めてのインドの夜が、ムンバイのこのホテルでよかった。
今、心からそう思う。
9月最後の週末、深夜のフライトでホテルに着いたのは2時。
コンシェルジュがやわらかい笑顔で
「お疲れでしょうから」
と私の部屋で、すばやいチェックイン作業をしてくれる。
部屋には、しゃりがふっくらしている巻き寿司が置いてあった。
クローゼットには浴衣。
もちろんバスローブもある。
アメニティはフランスの自然派コスメ「ロキシタン」で統一。
歓迎してくれている空気を肌で感じた。
あれこれ背負ってやってきた、まったくかっこ悪い私なのに、
5ツ星の品格に劣等感も抱かずに、居心地の悪さを感じることもなく。
褒めちぎっているけど、本当のことだからしょうがない。
ムンバイサーベイの2日間は、
朝から晩まで分刻みで移動したり、部屋でネットを使ったりで慌しかった。
あれ? ふと気がつくと、資料やメモで散らかった机の横に花瓶に活けられたバラの花。
ふうっとひと息。
特に商用で来た人には、心やわらぐ瞬間だろう。
私は毎朝、ホテルを出る時にスタッフにサーベイの相談をしていたが、地図を持ち出して、
ボールペンでぐりぐりマーキングしながら説明してくれた。
昼間のムンバイの街は、人間の底力に触れることができ刺激的である。
さらに歴史的建造物にその物語を知る。
先入観を覆され、自分の中に何か太い柱が建つ。
いつかこの街を紹介したおい。
その土地を知る出会いの中で、ホテルの存在は大きいということをあらためて実感した。
Four Seasons Hotel Mumbai
住所 114 Dr. E. Moses Rd., Worli,Mumbai, India 400018 +91-
電話 22-2481-8000
HP www.fourseasons.com/jp/mumbai
料金 各種プロモーションあり。HP上の右上にある「宿泊のご予約」をクリックして確認してください。