古豪復活なるか!? チョンブリーの山を活かした丘陵「難」コース
ゴルフ好き同士がバトンを渡しながら自分の愛するコースを紹介していくリレーコラムの第32回。今回は、チョンブリー県の元名門コースを、素潜りも得意な西山さんが紹介してくれます。
今号のゴルファー:西山大介
タイ在住11年6カ月。2回目の駐在で、やっとスコアが安定してきた今日この頃。長期の休みは素潜り+遠征ゴルフ旅行を実施します。
樹が多く、高度な技術が要求される「元」名コース
2012年、チョンブリー県で人気の高いゴルフ場と言えば、サイアムカントリー、レムチャバン、アマタスプリングといったコースが思い浮かぶのではないかと思います。かつて(10年前)、レムチャバン、バンプラと並ぶチョンブリーの名コースと呼ばれたマウンテンシャドー・ゴルフクラブ(旧称パンヤーヒル)を皆さんはご存知でしょうか?
シーラチャーから20分、バンコクからも1時間程度で到着する好立地条件、チョンブリーの丘陵を活かし、変化に富んだ、なかなかの難コースです。コース全体として樹(椰子、マンゴー)が多く、第1打を曲げると、そこから苦難が始まります。
グリーンの周囲はバンカー、水が配置されており、寄せも高度な技術が要求されます。そして最後に待っているのが傾斜の効いたポテトチップス状グリーン。
特に14番のパー5は第1打:両側OB、第2打:左池、右OB、第3打:池越えとハザードが続く、戦略性の高いホールです。ここをパーで上がるには飛距離のみならず、アイアンショットの正確性が要求されます。
かつての名コースの現在は?
立地条件のよさにも関わらず、この難易度から、いわゆる「苦手なゴルフ場」として記憶しているゴルファーも多いのではと推量します。それに加えてゴルフ場所有権の売買の過程で、コースのメンテナンスが行き届かず、かつての名コースの評判はすっかり薄れてしまいました。
しかし、その分料金は下がっており、1500B弱(グリーンフィー+キャディーフィー、クラブタイランド料金)でプレイができます。平坦なゴルフ場での単調なプレイに飽きたゴルファー、ちょっと最近ゴルフに自信が付いてきたけどさらなる上のレベルのチャレンジしたいゴルファーの皆様にはぜひお試し頂きたいコースです。ただし、レストラン、ロッカールームなどにはあまり過剰な期待はされないようにお願いしますね。
過去の華やかかりしパンヤーヒルを知っている人には、現在の姿はちょっと寂しいかも知れませんが、いつの日か、サイアムカントリーのように抜本的改修を経て、古豪が復活するのを期待しましょう!
Mountain Shadow Golf Club
住所 1591 Moo 2, Saensuk – Bangphra Rd., Muang, Chonburi
電話 0-3838-9211~6
HP http://legacygolfthailand.com
料金 ビジター:平日750B、土日祝1200B キャディ300B/18ホール
ひとことまとめデータ
コースの面白さ ★★★★★
料金 ★★★★☆
食事 ★★★☆☆
ココ注意!プレイヤーが多いので、時間が掛かることもあり。