ひろっしゅコーチの、戦わないコミュニケーション・コラム 第3回(最終回)「怒りとうまく付き合う方法」

「ママイキ」講座や『苦手な人が気にならなくなる本~戦わないコミュニケーション~』(日経BP社:2016)などでおなじみ、ひろっしゅコーチこと山崎洋実氏による短期連載。人間関係に悩むすべての人に。

こんにちは! ひろっしゅコーチこと山崎洋実です。

今回で短期連載のラスト! え? まだ、1個も読んでいない?(怒) そんな方は、こちらからどうぞ~。

第1回「自分の物差し、押し付けちゃってない?」

第2回「それは事実? それとも、憶測?」

はい! では、今回のお話しを始めます。テーマは「怒りとうまく付き合う方法」です。先ほどいきなり怒ってしまいましたが(笑)、どのように「怒り」を捉えるか、というところから。

 

「怒り」は第2次感情

日々の暮らしの中で腹が立ったりイラッとしたり、怒りの感情を抱くことはだれにでもあること。異国の地バンコクだと、文化的背景の違いなどもあって、そういった場面に出合うことも多いと思います。

怒りは「第2次感情」と呼ばれます(第2次性徴じゃないです、第2次感情です)怒りの手前には必ず、相手に対する期待や不安、悲しみといった本当の気持ち(第1次感情)が隠れているからです。ひとつ目の感情があるからこそ、怒りの感情が生まれるのです。

たとえば、わが子が約束の時間を1時間も過ぎてから帰宅したことに対して「何時だと思ってるの!」と怒りを爆発させてしまう。
こんなとき、その怒りの裏側にあるのは「事故にあったのではないか?」という不安、あるいは「今日は約束の時間どおりに帰ってきてくれるはず」という期待かもしれません。
いずれにしても、怒りの裏に隠れている自分の本当の気持ち(不安や期待)に気付いて、丁寧に対応することができるようになると、「怒り」に振り回されて疲弊することも少なくなるはずです。

タイで働く方やタイ人のお友達がいる方など、時間に遅れることへの怒りの対処法はお手の元かと思います(笑)。「時間に遅れること」への対処法はなかなか難しいですが!

 

あなたの「怒り」の目的は何ですか?

そしてもうひとつ、怒りには「目的」があるということも知っておいてほしいです。相手に対して自分の怒りの感情を露にするとき、そこには何らかの目的があります。

たとえば、「自分の思うように相手を動かしたい」「自分の立場や権利を守りたい」「自分の言い分が正しいと思い知らせたい」といった目的があるとき、人は怒りの感情を使ってそれを表現します。

たいていの場合、相手に怒りをぶつけたところで自分の思い通りになることは、まずありません相手に投げつけた(怒りの)ボールは、当然ながら自分に跳ね返ってくるだけです。
怒りが膨れ上がっているときに、そのエネルギーをそのまま相手に感情的にぶつけると、「反発」が生まれます
自分の気持ちを相手に伝えたいなら、投げつけずそっと手渡すこと。ぶつけたら跳ね返ってくるボール(気持ち)も、手渡せばきっと受け取ってもらえるから。

 

あなただけの「6秒の呪文」を唱えましょう

日々の生活の中で「怒り」から自分を切り離す練習をしてみましょう。

一説には、怒りの感情は6秒ほどしか持続しないといわれています。瞬間的に怒りが沸いてきたら、相手にぶつける前にまず、6秒、数えましょう
心の中でお気に入りの歌を歌ったり、くだらないフレーズを唱えてみたり、自分だけの「6秒の呪文」を用意しておくのがいいですね。

相手が目の前にいると怒りを堪えられないというときは、いったんその場から離れることをオススメします。
窓の外を見て深呼吸をする、洗面所で手を洗うなど、気持ちを鎮める動作をするのも効果的です。これは夫婦喧嘩になりそうな時にも有効ですし、また仕事やママ友との付き合いの中でも使えるテクニックです。

怒り」の感情は決して悪いものではありません。上手につきあっていきたいものですね。怒りに振り回されない自分であるために。

 

今回で連載は終わり。ご興味を持っていただいた方は、6月27日~7月2日にバンコクで開催の「ママイキ」ワークショップにぜひご参加ください。詳細・申し込みはこちらから。

プロフィール
山崎洋実(ひろっしゅコーチ)
1971年静岡生まれ。旅行代理店、大手英会話学校勤務.。退職後コーチングに出会い、体系的に学ぶ。3年間の専業主婦生活を経て、身近なママ友向けに「ママのイキイキ応援プログラム」をスタート。ママの特徴に合わせ、豊富なエピソード・事例を用いて伝える内容が、「目からウロコ」で「子育てが楽しくなる」「参加しただけで元気になれる」と評判に。クチコミとリピーターで活動が広がり、瞬く間に首都圏から関東、全国へと飛び火。また、ママ友トラブルやママカーストなどの事例をよく知る専門家としてメディア出演も多数。現在では、香港・タイ・シアトル・ブエノスアイレスなど世界各国で講座を開講。受講生は延べ5万人を超える。企業研修や講演を通して、男女問わずそのマインドが広がりつつある。www.fine-coaching.com

バンコク「ママイキ」ワークショップのポスター。

講座は毎回こんな感じでやっています。

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