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”NIPPONHAKU2024” 現地リポート
2024年8月30日から9月1日までの3日間、バンコクのサイアムパラゴン5階で行われた”NIPPONHAKU2024”を賑わせた、日本からの多数のゲストたち。その中でもひときわ目立つ”ミャクミャクさん”は、今回タイに初上陸でした。
愛想を振りまく不思議なゆるキャラが、タイ人には結構ウケていたようです。
日本国際博覧会(大阪万博)の公式マスコットキャラクターの”ミャクミャクさん”のマネージャーことMyaku Myaku広報部担当の吉安さんによると、
「タイ人の皆さんは、ミャクミャクを見るとすぐに”可愛い!”と反応してくれます。2次元ベースでは少しコワいですが、着ぐるみになるとふわふわした愛くるしさが強調されるため、評判が良いです」
とのこと。
ミャクミャクの赤い部分は細胞、青い部分は水を表現しており、顔の6つの目で未来を、尻尾にある1つの目で過去を見つめます。これは、万博のテーマ「いのち輝く未来デザイン」ともリンクしたデザインなのだとか。
ミャクミャクさんはSNSで400人以上が投稿!
ミャクミャクさんの人気は、SNSキャンペーンによってさらに広がりました。日本博の会場で実施されたキャンペーンには400人以上が投稿し、その8割がタイ人だったとのこと。
タイ人に「俺の嫁」とまで愛される訳
タイ人の中には「ミャクミャク」という言葉を聞いて少し戸惑ったり頬を赤める人も?!
タイ人にミャクは”ミアグー”と聞こえ、”ミア=タイ語で嫁”、”グー=タイ語で俺”に聞こえているよう。そのため、会場では多くの人が「俺の嫁俺の嫁さーん」と親しみを込めて呼んでくれていた、という訳です。
タイ語では“嫁”と言う意味を含む?ミャクミャクさんですが、公式の設定は多様性を意識したジェンダーレスキャラで、そこはタイの文化ともしっかり呼び合っているようです。
大阪万博2025に向けて、ミャクミャクさんのこれから
2025年4月13日から10月13日まで開催される予定の万博には、160以上の国が参加し、最新技術の展示が行われます。空飛ぶ車や他言語同時通訳、さらにはiPS細胞を用いた人工細胞の心臓の鼓動を体験できるパビリオンも登場予定です。
ミャクミャクさんはフランス、台湾、シンガポール、タイを皮切りに、今後は中国やアメリカなどへの遠征を予定しており、世界中にその魅力を届ける予定です。未来に輝くミャクミャクさんを、ぜひ皆さんも応援してください!
(取材協力:平澤晴花)