タイ在住の皆さん、在外投票に行ったことはありますか?投票システムがよく分からなかったり面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか。
今年10月に行われた2021衆議院選挙では、解散から投開票日まで17日と「戦後最短」だったことが話題になりましたが、日数の短さとコロナ禍が影響し在外投票ができなかったり、郵便投票が間に合わない事態が多発し、在外有権者の票が無効になるケースが続出しました。
そこで海外在住の有志メンバーが、紙ベースでアナログな現行の在外投票制度の改善を国に求めるために「在外ネット投票早期導入を求める」署名運動を立ち上げました。
「在外ネット投票の早期先行導入を求めます!」
https://chng.it/KGyfmJ8V9H
この署名活動では導入実現に向けて、以下のスケジュールを国に要望しています。
1. 2022年夏の参院選において、在外邦人を対象にネット投票導入の実証実験を行う
2. 2025年参院選から在外ネット投票の確実な全体運用を開始
以下はツイッターなどSNSに投稿された、先の衆院選で在外投票を試みた在外有権者の声です。
「オーストラリアから選管まで国際エクスプレスで投票用紙請求かけたが、3週間もかかったので郵便投票が間に合わなかった」(オーストラリア在住)
「飛行機代6万円かけて在外公館投票に1日かけていった。在外投票疲れて死にそう」(アメリカ在住)
「郵便投票何度も試して一度も間に合ったことがない。2017年から飛行機で一人あたり350ドルかけて在外公館に行っている。早くネット投票導入してほしい」(ニュージーランド在住)
「9月上旬に郵送した郵便投票の投票用紙請求がまだ選管に届いていない(紛失か?)。在外選挙人証も同封しているので、在外公館投票への切り替えもできなかった」(フランス在住)
「在外投票に行こうと大使館のホームページを見たら在外公館実施されないと判明。しかしその連絡が大使館から来なかった」(東ティモール在住)
「コロナ禍のため郵便投票で準備していたが、郵便事情が悪く投票に間に合わないと判明。諦めて往復約8時間、交通費と宿泊費約26,000 円かけて在外公館投票へ行った」(イタリア在住)
「滞在国の医療体制に不安があり、また日本と行き来しているので、日本で医療が受けられるよう住民票は日本に置いてあるため、国外滞在中に選挙があると投票できなくてとても残念」(カンボジア在住)
在外投票のトラブルや有志メンバーの活動は日本のメディアでも取り上げられています。(一部を抜粋)
● 現行制度に「限界」 海外有権者、在外ネット投票導入求め署名運動(2021/11/3 毎日新聞)
● 郵便投票が間に合わない。イタリア在住の日本人が直面した在外投票の“不備”【衆院選】(2021/10/25 ハフポスト日本語版)
● ネット投票、コロナ禍で高まる待望論(2021/10/26 産経新聞)
● 最高裁裁判官の国民審査、在外有権者は投票できず 違憲なのになぜ?(2021/10/30 朝日新聞)
● 在外投票間に合った?投票所でスマホNG? 選挙の疑問、検証すると…(2021/11/18 西日本新聞)
コロナ禍により生活から仕事に至るまでデジタル・オンライン化が進んでいる今、ネット投票導入への機運が高まっています。現代のライフスタイルに見合った投票制度実現に向けて、署名運動に賛同しませんか?
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