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【タイ宮廷料理】スコータイ時代の料理をパラディオ建築の店内で味わえる「Praya Dining」インタビュー

スコータイ遺跡やアユタヤ遺跡、また寺院といった観光地を訪れ、現地を体感するのも「タイの歴史を知る」ことの一つ。そして、当時の料理を口にしたりその暮らしに触れることも同様でしょう。「プラヤ・ダイニング」が伝えたいことを改めて、スーパーバイザーのジョーさんに尋ねました。

「料理に加えて、建物自体も楽しんで。週末ステイもぜひお気軽にどうぞ」

前オーナーがこの建物を見つけなければ、今のお店はありません。表の通りからは決して見えない場所にある建物を対岸から見つけ出したことが、とてもドラマティックだと感じます。私自身は、レストランがオープンした1年後から働き始めました。初めてこの場所を訪れた時は、まるでタイムスリップしたかのような錯覚を抱きましたね。バンコクにこんな場所があったのかと。全体的なデザインとしては、ルネサンス後期に活躍した建築家・アンドレア・パラディオ氏のスタイルが主体となっていますが、そこに装飾を含めてタイと中国それぞれの要素も融合されている点もまた、他とは異なる情緒を感じられると思います。料理はもちろんのこと、建物の歴史も知って、この空間自体を楽しんでいただければ嬉しいです。

店内には、お店の名前にもなっているプラヤさん一家の写真も紹介。当時の時代背景や周囲の様子、暮らしを想像させてくれます

 

レストランのコンセプトは当時から変わらず、建物の歴史とタイの文化を料理を通して伝えていくこと。補足しますと、このバラディオ様式の建物をいかに活かせるかが最優先事項であり、そのための手段として各時代のタイ料理を再現しようということに繋がりました。その後は、西洋の建物で古来からのタイ料理を味わうといういい意味でのギャップや、船でしか辿り着けない立地などが話題となり、ミシュラン・プレートやタイ・レストランアワードに選出いただくなどさまざまな場所で反響をいただいています。

また、レストランのオープンから2年後にホテルを開業したのですが、宿泊されている方々にレストランをご利用いただくことも多いですね。皆さんホテルに泊まられたら、敷地内で静かに過ごす方がほとんどなので。新型コロナウイルスのパンデミック以前は日本をはじめ、海外の旅行者の方々にお越しいただいていたのですが、ここ2年ほどはほとんどいらっしゃっていないですね。海外の方はもちろん、ぜひタイにお住まいの方にもこの空間を味わってほしいので週末のショートステイなどお気軽にご利用いただければと思います。

 当店には、一度では食べ切れないほどさまざまな時代の料理を提供しています。スコータイ、アユタヤ、ラタナコーシンと大きく時代で分けると3つですが、その間にはラマ1世から5世にゆかりのある料理に加えて、6世以降から現代までのメニューも一部取り入れています。例えば、1809〜24年まで即位された2代目国王(ラマ2世)に関わる代表的な料理としてお届けしているのが、牛肉とレモングラスをサッパリと和えた「プラー・ヌア(390B)」。ラマ2世はタイの文豪にお名前が上がるほど文学に長けており、詩を書くことがお好きでした。特に食べ物についての詩が有名であり、このプラー・ヌアも作品の中に登場していたんです。料理に使われるサーロイン牛の焼き加減は、お客さまのお好みで調整することができます。

 また、1868〜1910年に即位された5代目国王(ラマ5世)の時代は食に対する重要性が高まり、当時一部でしか使われていなかったナイフやスプーン、フォークを使うといったマナーが徐々に広がっていったと言われています。こういった料理に関わることの他、時代背景や文化の変化などについてもご興味を持たれたお客さまにお伝えできるよう意識しています。そうお伝えしてしまうと少々硬く見えてしまうかもしれませんが、ソンクランの時期には冷やしたジャスミンの水にご飯を浸して食べる「カオチェー(タイの伝統的な夏バテ防止食)」をお出ししたり、バレンタインデーにはピンクをイメージしたタイスイーツをお出しするなど、行事やイベント限定のメニューも提供しています。建物と歴史、そして目の前の料理をリラックスしてお楽しみいただけるような空間づくりをスタッフ一同心がけていきます。

夕暮れを背負った建物は昼間とは異なる表情に。敷地内からはライトアップされたラマ8世橋を見ることもできます

 

 最後に一つ、ボートで過ごす時間もぜひお楽しみいただきたいところ。普段時間や予定に追われて忙しい方も、ボートに乗ってしまえばみんな同じスピードでのんびりと進むしかありません。カオサン通りのそばにある船着場「プラ・アーティット」か、さらにその北側(ドゥシット地区に向かう方面)にある寺院「ワット・ラチャティワット」内にある船着場どちらかを選ぶことができますが、おすすめは後者です。昔ながらの古民家が並ぶ風景、壮大なラマ8世橋など人が多く集まるエリアとはひと味違う発見があるはずです。

料理についての詳しい記事はコチラ!
https://www.daco.co.th/information/339450/

Praya Dining

住所:757/1 Somdej Prapinklao Soi 2, Bangyeekhan Bangplad
(プラ・アーティットまたはワット・ラチャティワット船着場から専用ボートで向かいます)
電話:081-402-8118 / 02-883-2998(タイ語・英語)
時間:毎日11:00〜22:00(要予約)
Facebook:prayapalazzo
WEB:www.prayapalazzo.com
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