食べ放題蕎麦290B。ちなみにこのせいろ(1枚あたり160g)を65枚も平らげた猛者がいるらしい。
ああ、蕎麦が食べたい。讃岐うどん屋さんはもうバンコクでも市民権を得たイメージだが、蕎麦屋さんはまだまだ少ない。昔おいしい蕎麦を求め歩いていたあの頃が懐かしい……。そんな私に一筋の明かりを照らしてくれたのが、「サガミ」さんだ。
「サガミ」さんは愛知県出身の方にはおなじみの蕎麦のチェーン店だ。バンコクでは先日シーロムにSAKE BARと銘打った新業態店をオープンさせたが、本業は蕎麦本業は蕎麦を中心としたメニューの和食麺処である。
タイで北海道産の蕎麦を
食べられる有り難さ
蕎麦を挽く石臼。ほかのお店は工場で挽いているが、サガミはほぼ全店舗に石臼を常備しているそう
「当店では北海道産の蕎麦の実を使用し、また各店舗の店頭にある石臼で挽いた蕎麦粉を使用して蕎麦を打っています。蕎麦は挽きたて・打ちたて・茹でたてが一番おいしいのですが、タイでもそれを実現しているのが当店の強みです」とサガミタイ法人の責任者である住本親俊さんは語る。
北海道産と言うのがミソで、実は近年の気候変動により、蕎麦の名産地が北海道に移動してきており、蕎麦好きの間でも北海道は注目の的なのだそうだ。その煽りで仕入れ価格も高騰し、かなりやり繰りが大変とおっしゃっていたが、ぜひなんとか継続してもらいたいと思った。
実際にセントラルワールド店で、蕎麦を頂いた。コシと喉越し、これは日本で食べるのと変わらない高いクオリティ。印象的だったのは、一部メニューで供されるゴマダレ。通常のつゆと比べてまろやかな味わいは実は蕎麦にもマッチする。まさかのタイでの新発見だった。
「ぜひ王室の方々にも、日本の蕎麦を楽しんで頂きたい」と夢を語る住本さん。私自身もタイでも近い将来蕎麦ブーム、いや蕎麦屋さんに行くことが当たり前になることを祈ってやまない。
サガミ セントラルワールド店
場所:セントラルワールド7階
電話:0-2646-1358
時間:月〜木:11時〜21時半(L.O.21時)、金〜日:11時〜22時(L.O.21時)
料金:食べ放題蕎麦290B
Web:www.sagami.co.th
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コサナーとはタイ語で広告のこと。ごろーはダコの営業マンである