お陰様で『歩くバンコク』の制作も無事終了、今や刷り上がるのを待つばかりとなりました。
今年の『歩くバンコク』はバンコクの主要日系書店では7月15日頃、日本の主要書店では7月27日頃に発売予定です。
部屋とオフィスをひたすら往復する日々から解放されたので、最近は積極的にあちこち出かけるようにしています。今日はそんなお出かけ時に出合った老舗レストランをご紹介します。
そのレストランの名前は「パッタカーン・プーンシン」(汶新酒家)。カオサン通りから約1.2kmくらい離れた所で、もう40年以上も営業し続けている老舗です。
カオサンで夜遊びする前の腹ごしらえといったら、今まではチャオプラヤー川沿いにある眺めのいいレストランやカオサン・エリア内の店にばかり行っていたのですが、今回は一緒に行ったタイ人の友人に連れて行ってもらいました。このエリアは「ラッタナーコーシン島」と呼ばれる旧市街。数十年続く老舗があちこちにあるに違いません。
さてさて肝心の「プーンシン」の店内はこんな感じ。
古い中華系タイ料理レストランを、つい最近カジュアルに改装したような感じ。店内は中華系タイ人の家族・親戚一同といったグループが大半でした。また、近くに「ワット・トリトッサテープ」という有名なお寺があるようで、そこの葬儀の帰りと思しき黒服の団体さんもちらほら。
そして肝心の料理ですが、中華系のタイ料理で、一番の売りはペット・ヤーン(ローストダック)。厨房がガラス張りで外から見えるようになっているのですが、そこに目立つ形で丸ごとのアヒルが吊るしてあります。
さっそく注文。
中サイズで、値段はメモし忘れたのですが、ネットの情報によると150Bくらいのようです。
ここのいいところは、ほとんどの料理に小中大と3段階のサイズが用意されている所。これなら少人数であれこれ食べたい時から大人数で大皿料理をバンバン頼んで豪勢に行きたい時など、さまざまなシーンに対応できます。
肝心の味はというと、脂が落ちて引き締まった肉に、香り高くてパリパリの食感の皮、そして特製と思しき黒いタレが三位一体となっていて、もうたまりません!
日本人が普段ペット・ヤーンを食べる機会って、MKでタイスキのサイドメニューとして注文する場合が多いと思いますが、MKのそれがジューシー&柔らかなのに対して、こちらは肉が引き締まっているのであまり脂っこくなく、さっぱりしています。なんだかいくらでも食べられそう、というかおかわりしたくなりました。
ほかの料理もなかなかレベル高め。グン・パッポンカリー(小)188Bもほどよく味が濃くてご飯が進みました。
杏仁豆腐25B。安い! 杏仁豆腐自体には甘みが付いておらず(シロップが甘い)、その分杏仁の香りが強くて良かったです。
結局、4人で料理(小)を中心に9品、シンハービール(大)を4本、さらにデザートまで頼んで会計は1500Bを切りました。やっぱりこのエリア、物価も安くていいですね。
ローストダックを食べにまた行っちゃいそうです。(F)
パッタカーン・プーンシン(汶新酒家) พูลสิน ภัตตาคาร (วัดตรีทศเทพ)
時間 9時~21時半
住所 460 Prachathipatai Rd.
電話 0-2282-2728
民主記念塔を北上して、最初にぶつかる高架道路の左手前にあります。
ウィスット・カサート通りから行く場合は、途中で高架道路に乗らないように気を付けましょう。