今号の読者からのご相談
(前略)海抜ゼロメートル前後の土地が広がるバンコクですが、汚水はどうやって運河や川に流されるのでしょうか。日本のように山が多ければ汚水も上から下へ自然に流されてゆくのでしょうが、はて、このバンコクではどのように処理されどうやって流されるのでしょうか(良さん)
ブンからの回答
海抜ゼロメートル
バンコク都内においてチャオプラヤー川を挟んだ東側の海抜は低く、都内ペッブリー通りの海抜は0.08m、スクムビット通りは海抜0m。西側はそれより高く1.4~1.6mだそうです。
汚水処理の仕組み
コミュニティや工場からの汚水は浄化センターで微生物を使って汚れを分解し、再処理された上澄みが、近くの運河や川に放流されます。
こんなに海抜が低いのにどうやって処理場まで、そして処理場から運河や海へ下水道管を通すのか? というご質問ですよね。下水道管は微妙な傾斜をつけて地中に埋められています。ほんの少しの高低差でも液体は低い方に流れますから。
汚水は下水道管を通り、途中ポンプで送水され、地下の処理場へとたどり着きます。
ダコ編集部のあるパヤタイ区ですと2000槽もの汚水処理設備のあるディンデン浄化センターの海抜ー20mの汚水処理施設へ送られ、汚水を分解し上澄みをポンプで汲み上げ、マッカサンの貯水池へ送水。そこから運河に放流されます。散水車や市場の清掃の水もこうして浄化されたものを使っています。
運河が汚い理由
浄化センターがあるのに運河の水はなぜ汚いのでしょうか。それは運河沿いの水処理のない場所に不法占拠している住民が汚水を垂れ流すからだそうです。
運河で水遊びができる
今年2月、プラユット首相は運河の浄化と洪水防止のため、都内9カ所の運河沿いの住民1万3000人に退去命令を出しました。(編注:センセープ運河は今回、含まれていません)
首相はいつの日かバンコクの運河で水遊びができるようにすると明言しました。楽しみです。

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