年明けから嫁さんがしきりに「9寺回る1日ツアーに行きたい」と言っていた。タイの占いサイトで、今年は自分の干支があまりよくないと知ったらしく、厄払いに行きたいのだとか。1日で9カ所も回れるのか、と心配だったけれど、先日、それに挑戦!
「縁起のいい名前のお寺をピックアップした」と出てきたのが下のリスト。
1.ワット・アルン
2.ワット・カラヤンミット
3.ワット・ラカン
4.ワット・ポー
5.ラックムアン
6.ワット・プラケオ
7.サーンジャオ・ポースア
8.ワット・スタット
9.ワット・チャナソンクラーム
揃いも揃って、超有名寺院ばかり。「これじゃあ、まるで外国人旅行者が初めてタイにきたときに回る定番ルートやん」とぶうぶう言っていたら、有名=それだけ徳があるという理屈もあるらしく。「ところで、サーンジャオ・ポースア(中華寺院)やラックムアン(市の柱)なんてのも混じってますが、ええの?」と聞くと、「問題なし!」とのこと。……。
というわけで、朝からバイクに乗って回ってきた。
当初は「本当に回れんの? 回りきらんかったら次の日でもいい?」「そんなダメに決まってるやろ! 回れる、回れる」といったやりとりがあったのだけれど、結論から言うと、意外なことにあっさり行けてしまった。
走行距離は約55km(ちなみに家から王宮周辺までが往復で約40km)。かかった時間は約6時間(休憩、昼ごはんの時間含む)。車だと、お寺の駐車場での空きスペースを探すのが大変なのでもう少し時間がかかるかもしれないが、それでも1日で9カ所は回れそう。タクシーで来て、後はトゥクトゥクをチャーターするというのもラクチンかも。
まあ、寺に着いたら見物などまったくしないで一目散に本堂目指して参拝して、さあ次! と言った按配。もちろん、ロウソクや線香、蓮、金箔の参拝セットでお祈りしていたが、それぞれのお寺のおおよその滞在時間は約20分ほど。
ラックムアンは市の柱=起点標(0キロポスト)といった記念碑みたいなものと思っていたのだけれど(実は今回初めて中に入った)、祭壇なんかも用意されており、仏教的施設ということを知った。市の守護神を祭っていたんですね。
ラックムアンの次に行ったワット・プラケオへは「ラックムアン側にタイ人専用の入り口がある」と嫁さんがひとりで歩いていったのだけれど、やけに戻りが早い。聞いてみると、「行ったら門が閉まってたから、外でお祈りしてきた」とか。「そんなんでええの!?」と突っ込みを入れると「問題なし!」と元気のよいお返事が返ってきた。……。
干支によって、その年、自分にとって縁起のいい(ご利益のある)お寺というのが、あるということも知った。サル年の僕はワット・チャナソンクラーム。ただし、占いの種類や方法で変わるらしく、ある占い師さんによると、このお寺、別の人ならこっちと分かれることもあるとのこと。
「有名なとこばっかり巡るの?」と侮っていましたが、色々と勉強させてもらった1日となりました。
(U)








