バンコクいきいき研究所

eマトリックスでの美肌治療「ニランダ・クリニック」

「きれいになりたい」という気持ちを素直に認め、情報通の駐妻の友人に聞いた。

「私の肌はどこでやり直せるの？」「ニランダさんが評判よ。機械も技術も最新だって」。ニランダさん!?

編集部KN（象徴的シミ保有歴10年）

〈ずばり実感報告〉肌が変れば、生き方も少し変わる

時間は戻らないけど、肌は戻るかも!?

時に誤解されても、それを恐れずにハッキリ言う人たちがいる。彼らとの付き合いはラクでいい。　

で先日、そんな恐れない先輩に「肌、ぐちゃぐちゃよ」と言われた。

本人は「シミもタルミもバンコクで生きてる証だから」と都合よく考えていても、見る人はそんなこと知ったこっちゃない。ただ「肌、荒れてるね」の感想。

理屈じゃなく本音と向き合ってみる。……やっぱり正直者たちから誉められたいし、できる範囲できれいになりたい。肌の状態はこれまでの積み重ね。生活の荒れが現れているわけで、人生の反省まで行き着いてしまった。

評判は最新マシーンと確かな医師。実感は日本語スタッフの凛としたサポート

皮膚科医のピンク先生こと、Dr. Duangkamol Maneerattanapornは美容皮膚レーザー外科の専門医だ

ニランダ・クリニックは６年前に大病院の産婦人科医、皮膚科医たちが集まり「安全で確実な最新の美容医療技術を提供する」ことを使命に開業。美容皮膚医学に基づいた「レーザーによるスキンケア」、精神的負担をも解消する「美容外科」、ふっくらとした顔や胸を取り戻す「CAL組織増大術」、審美歯科とインプラント歯科を中心とした「デンタルケア」の４部門からなる。

ゲストの希望や状態に応じて、皮膚科学、アンチエイジング、女性医学、美容手術の専門医のカウンセリングからスタートするのだが、今回受けて実感したのは、直球アドバイスをしてくれる日本語スタッフの存在がうれしかったこと。

とりわけ、日本人女性の間でも評判が高いのが「レーザーによるスキンケア」。タイ国内のクリニックの中でも、いち早く最新機種が導入され、医師たちは国内外の学会でその医療技術を取得すると聞く。国内でここにしかない機種もある。

弊誌の美容系コラムを担当して丸8年ながら、理屈はわかりながらも、未だ勝手にレーザーを怖がっている。なのに、きれいになりたがっている。そこにスパッと声をかけてくれたのが、爽快に微笑む日本語スタッフの女性である。

「棚からぼた餅的なことはありません。何年、何十年も積み重ねてきたトラブルを解決してきれいな肌を取り戻そうと言うのですから、その技術に対するお値段もけっこうします。施術の特徴も受け入れて、ご本人も手入れをしないといけません」。

痛快である。そして、明るくなっていくゲストを見るのがうれしいと言う。そのために通訳だけではなく、ゲストがなりたい顔や姿のためにお金や技術のこと、先生選びまで、相談に乗ってくれるのだ。

タイ初導入の装置「eマトリックスelosPlus」

レーザー専門医のピンク先生のカウンセリングによると、私の肌の解決優先順位は、

①頬骨周囲の肝斑（紫外線、化粧品、ストレス、女性ホルモンなど様々な要因が引き金の色素斑）による肌の黒ずみ。

②頬周辺の毛穴の広がりと凹凸感。

③左目下のシミとホクロ。

④今後、懸念されるタルミの兆候。

⑤オデコの横シワ

の、５点。①～③が薄くなったり取れると今よりスムーズな肌に。③と④が解決すると、顔が若返る。

さて今回は、皮膚表面からRF（ラジオ波）を１点ずつ照射する国内唯一のマシーン「eマトリックスelosPlus」による美容治療をリクエストした。私の問題①～④までに対応してくれる施術だ。

写真①（左）：クリニックのスタッフによる洗顔後、麻酔クリームを塗る。その後、１時間ほど置く

写真②（右）：照射中。ピチッと輪ゴムで弾かれたような一瞬の熱を感じる

高周波のＲＦは、電気メスなど医療現場で利用されている。肌の真皮層に照射し、皮膚に微細な穴を作り、新しい皮膚を再生させる治療で、体がより質の高い皮膚を作りだせるよう手助けしてくれる。ニキビ痕やキメの荒い肌に効果的。さらにタルミや毛穴を引き締め、シミや小シワを薄くし軽減してくれる。肌全体の約15％が生まれ変わるという。

塗布した麻酔クリーム（写真①）を取ってから、いよいよ照射（写真②）。私は両目から約８cm下の範囲を60ショット、つまり60回、プシュッと深層部に当てた。その瞬間、ピクッとなるが、照射時間は20分程度。鏡を見ると、リンゴちゃんみたい。