皆さんはプラクルアンというお守りをご存知でしょうか。
このプラクルアン、奥が深く、ご利益があるということから何万バーツもするものや、高値で取引されるためコレクター雑誌ができてしまうほど。
名は体を現すなどといいますが、このプラクルアン、持っている人の性格や雰囲気をよく表しているなあと思っておりました。
ということで、ダコタイスタッフに聞いてみました。
ブンさん、プラクルアン見せて下さい。
「えー、ないわよ…。(かくかくしかじか、理由を話すと) ああ、それでいいの? あるある、ちょっと待って。」
と言って引き出しの上の籠をおもむろに出す。
「えっ、こんなにあるのは何故?」とその量に驚く私。
「みんな地方の旅行に行ったり、かねてから有名なお寺に行った時にはおみやげとしてくれるの。」
日本でいうとことの、伊勢参りのような感じでしょうか。
みんなから信頼の厚いブンさんらしい、プラクルアンの量です。
プラクルアンを眺めていると横からフォンちゃんが一言教えてくれました。
「これが有名な伝説のあるお坊さんのお守りよ」
どういう伝説ですか?
「ルン・ガムヌンセッティーというお坊さん。海の水を真水に代えて長旅を乗り越えたといわれてるの
特に病気とか怪我を治したい人が願いにいくといいみたい。」
次はメッセンジャーのポンさん。
じゃーん。体格にあった立派なプラクルアンですね!それはお父さんからいただいたの?
「そう。だから大事にしているんだ。」
と、プラクルアンにワイ(手を合わせる)をして外して見せてくれる。
ちなみにどこのかな?
ワットパクナムというところさ。ダコの「360号 トンブリー散策期」特集でも取り上げてたね。
お次はミルクちゃん。
きれいなケースに入った絵が描かれているもの。実に女の子らしいプラクルアン。
きっとご両親がかわいい女の子になるようにお願いしたのですね。
メッセンジャーのトゥーさん……すごいっ、細身で長身のトゥーさんにそっくり、
プラクルアンも細長いです!お父さんから頂いたそうです。
恥ずかしそうに見せてくれました。
オーちゃん。小さい頃おばさんからもらったそうです。
いつもは身につけないんだって。
フォンちゃん。
お父さんが大学に入ったときにくれたそうです。
卒業するときにケースをプレゼントしてくれたんだって。粋ですね。
あれ、この丸いものもプラクルアンですか?
「うーん、これは違う。これは種。運が寄ってきて、悪いものはよせつけないそうよ」
そして、パノムさん。
パノムさん、プラクルアン見せて下さい。
ぼくはね…ここさ!
プラクルアンはその人そのものですね。
タイのお守りは個性があって、その人それぞれの物語があって、楽しいものばかりでした。
最近は首からかけているのをすっかり見なくなりましたが、プラクルアンを通してタイの人々の心の中がちらりと見えた気がしました。
近代的になってゆくタイですが、文化は変わらないでいてほしいと願うのでした。
(KE)








