ちょっトリップ

フアヒン母子車窓の旅

お互い家族を持ち、子育てまっただ中。それぞれの生活スタイルではあるけれど、性格もちがうけれど、母や妻という立場は同じ。
気心知れたママ友との小旅行っていいね。次はあなたがタイの車窓から大切な友と手を振れますように。


ワゴンチームと列車チームで母子のプチ・バカンス

6月、学期半ばの3日間の中休み、パパはもちろん仕事。バンコクでぶらぶら過ごすのもいいけれど、どうせなら思いっきり遊べるビーチに行きたいよね。ママ友の誘いにのって、フアヒンに行くことになった。母5人、0歳から10歳までの子ども9人、総勢14人。

バンコクからワゴンをチャーターして、乗り合わせていくグループと、フアラムポーン駅から特急に乗っていくグループに分かれて、現地で落ち合うことになった。

車窓のうつり変わる風景、車内の人間ウォッチング……。列車の旅が大好きな私は、事前にフアラムポーン駅でチケットを購入し、古めかしいけどヨーロッパスタイルの中央駅から、わくわくと列車に乗り込んだ。

子どもはシール交換、母は「世界の車窓」ムード人とふれあう3時間

とにかく時間が読めないと悪評高いタイの鉄道だけど、フアヒンに行く特急はエアコン完備(きき過ぎに注意)、お弁当付きでサービス満点。出発も定刻通り。車両はだいぶ古いけど、キャビン・アテンダントがコーヒーとお菓子のサービスなどもしてくれて、快適快適。

リゾートを目指す欧米人客やタイ人客で、都内を離れるときには席はほとんど埋まっていた。天井に取り付けられた扇風機の数にびっくり! これ全部回したら、どんな状態になっちゃうんだろう? いや、そもそも全部動くのかがあやしい。

ペーパーバックに読みふけるフランス人、座ってすぐ寝るタイ人(乗り物に乗って即寝するのは日本人だけかと思ったら、タイ人も)、そして日本人の我が子たちは子スズメのようにとりとめのないおしゃべりをしながら、シール交換遊びに夢中。

キャビン・アテンダントのお姉さんがやってきて、なにやら真面目な顔で説明を始めた。「まず始めにコーヒーとお菓子のサービスをいたします。それからお弁当のサービスをいたします……」そんな感じのことを言っていたのだろう。日本の電車の車内販売のようにいろいろ選べるわけではないけれど、これがチケット代に含まれていて、タダで配ってくれるのだから、ありがたい。

ちょっと安っぽい感じのコーヒーとお菓子を食しつつ、気分はすっかり「世界の車窓から」。のろのろ運転だった都内を出ると、列車は快調に走り始め、緑豊かな郊外を走りぬけていく。

列車の旅のいいところは、勝手な旅情にひたりながら目的地についてくれることと、トイレに困らないところ。タイではBTSくらいしか乗る機会のない子どもたちだけれど、初めて乗ったタイ国鉄の長距離列車に特に感慨はないらしく、いつも通りに遊んでいる。リュックからお菓子を出し、ジュースを飲み、おしゃべり、シール、おしゃべり……確かに遠足ってそれが一番楽しい。私も子供の頃はそうだったはずなんだけど、いつから移動のプロセスが、旅の醍醐味になったんだろう?

赤い駅舎、青空、木々の緑、金の鐘

フアヒン駅は赤基調の明るい、こじんまりした駅だった。駅の周りの緑と駅舎の赤が照りつける太陽の下で目にまぶしい。バンコクより日差しも強い。列車の到着を知らせる鐘が、曇りひとつなく磨きあげられて光りながら、次に鳴らされる時を待っている。ホームには、リゾート帰りのタイ人、若い欧米人のバックパッカー、オレンジの袈裟を着た僧侶など、次の列車を待つ乗客たちが思い思いに過ごしながら待っている。売店にはちょっとしたお土産物、飲み物、おやつなど。小腹が空いた私は1袋10Bのゆでピーナッツを、子どもたちには1個20Bのおもちゃを買う。

ホテルに頼んでおいた送迎の車は時間通りちゃんと来ていた。子どもたちは早く着かないかな、着いたらすぐプールに入ろう、などとせわしなく遊びの相談に余念がない。そうだね、あなたたちのお楽しみはこれから。母さんはもうたっぷり旅情を楽しんだから、その余韻にひたりながら、まずはビールを1杯頼んで、このプチ・バカンスに乾杯しよう。

 

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